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バカとテストと召喚獣 第10問 模試と怪盗とラブレター の感想 [バカとテストと召喚獣]

バカがうつった姫路、明久にラブレターをわたしずらい。
バカの明久、模擬試験の試験用紙を、Fクラスのミカン箱にうつし
かえして、違うミカン箱まで金庫に入れてしまう!
ああ、みんなの大事なものが金庫に。。。取り戻したい。
 ・・・ああ、せいけんをとりもどしたい。ばかのたにがき。
鍵を盗んで、パスワードは根本のデジカメで。
そして、言われる模試を見たから同罪と
どうしようもない明久と雄二、もうチャラにするために模試を
堂々と盗んで、まいてしまう。根本は唖然。
鉄人、正直にあやまる2人を不思議がるが。
まあいいみっちり地獄の補習
最後に女子からのクッキーの贈り物をもらう根本、うれしがるが、
それは、姫路さんの殺人アイテム。命を失うのでした。

・・・えっと、バカはうつりません。悪は伝染します。こうむいん。

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<姫路瑞希は、なにごとに置いても熱心である。
 今日もわからないことを専門書で調べていた。>
「ラブレターの渡し方、やはり直接手で渡すのが一番です。
 それで気持ちが伝わり、よい返事がもらえる可能性が」
明久「姫路さん。勉強?」
ドキドキ度。。。
「ああ。吉井君。」大慌て。ゲージが上がる。
「ああ、ちょっとわからないところを。
 そうだ、今思い切って渡してしまえば。
 よ、吉井君。」
ボインのアップ
「実は、これ、なんです。」ドキドキ度アップ
「ああ。笑わないでくださいね。」ゲージがいっぱい。
明久、それを見る。中には、自分のメイド姿の写真
・・・・・・・・これは?
「きゃあ。間違えました。」
   ・・・・ということで、好きな人の写真を持っている。
       ムッツリニーのお得意さんでしたね。
明久「どこで笑えば、
      いいんだろう?」


明久の家
<2年Fクラス吉井明久。いつもと同じ朝が。>
「起きてください。もう、朝ですよ。」
「う~ん。まだ眠いよ~」
「しょうがないですね。では、目が醒めるように。
 おはようのチューをしましょう。」
「起きた!起きた。起きたから。」
「そうですか。では、いってらっしゃいののチューを先払いで。」
「うおお。先払いもリボ払いもないってば。」いやがる明
「仕方ありませんね。家族のふれないはあきめましょう。
 早く着替えて来て下さい。朝、ご飯ができてますよ。」
「朝ご飯?姉さん、料理できないのに。」


カロリーメイトの缶が積まれている。
「そんなことだと思ったよ。」
「バランス栄養食です。
 時間のない朝のためにドリンクタイプを用意しました。
 ご飯っていうかんじでないけど。栄養があるものだから。
 いいよね。」
「一日の始まりである朝は、十分なカロリーを取り。
 活動の少なめの夜は軽めの食事が、健康に。」
「よいと言われているよ。」
「一日2500kcal摂取するとして。
 朝と昼を1000kcalずつ。夜をすくなめに500kcal
 にふるわけるのが適切かと考えました。」
「ふんふん。」
「これ、1本が200kcalですから、
 朝食は5本。1リットル飲んで下さい。」
「ええ、こんなに無理だから。」
「1日13本、2.5リットル飲めば。ちょうどよい計算です。」
「ああ。そんなに無理だから。」
「大丈夫です。あきがこないよう、種類を用意しました。
 主食はノーマル。おかずは、コーンスープ。
 飲み物は、コーヒー味。
 デザートは、カフェオレかココア味の好きなほうを選んでください」
「そういう問題じゃないから。」
「でそうすね。ごめんなさい。姉さんが間違ってました。
 明くんは、育ち盛りだから、これでは、たりませんよね。」
いっぱいあるカロリーメイト
「やめて!増やさないで!」
<明久のしあわせな朝は遠い。>

・・・カロリーメイトの宣伝でした。


学校の教室で、腹が水でっぱい。
「せめて、固形タイプも混ぜてくれれば、よかったのに。」

「ふんふん。」目X目のムッツリニー。
「あれ?」
数を数えている彼
「なにやってるのムッツリニー?」
「定期計測。」
「計測?」
望遠鏡をのぞき込む明久
「この学園のバストサイズを統計」土屋
顔を赤くする明久
「トップとアンダー差が10センチでAカップ。
 後2.5センチ増えるごとにBカップ、Cカップ、Dカップ
 D、C,・・・・」
計測するムッツリニー。
「今のDでなかったあ?」
「あれは、偽物。」
「へえ。よくわかるなあ。」望遠鏡をのぞき込む明久。
「ああ。これはやけに小さいので。
 これってAカップ。」
「いやいや。Aカップ以後トップとアンダーが2.5センチ減るごとに
 ダブルA、トリプルA。」
「それだったら、今みたいな真っ平らだと。」

  とっぷあんだあ

「うおおおお。」美波
「よれる背中があ。くだける背中があ。」
美波にやられる明久。
「真っ平らにも人権があるのよ。人権が!」

「え!」
「うわああ。」
ムッツリニー。カメラを美波に。。。
 妄 想
「うわあ。」雄二
「雄二は、見てはいけない。」
ムッツリニ-、カメラを美波のスカートに。。。

 みんな辛いね。

「もうすこし。もうすこし。」
・・・それでもいいんだね。
見えそうで。。。移動する。
「ギブ。。。」明久のアップ
爆発する土屋。
美波は、ぐるぐるまわる。・・・なかいいね。

ああ、今日は、秀吉のナース姿。
「あいかわらずにぎやかだのう。」
明久「秀吉。どうしたの?そのかっこう。
 わかった。僕をいやしてくれるんだねえ。」

看護士

「演劇部の衣装じゃあ。看護士の衣装なのだが、
 これみたら、まるでおんなものみたいじゃのう。」

看護士 ブブブ

ムッツリニー「これ、看護士でなくて、看護師」
「なんとわしは、台本を読み間違えおったのか。
 どうりで下着の前が開かないはずじゃ。」
明久とムッツリニーがはずかしそうにまえに控えている。
「え。。。もえ」
「上は前が悪タイプじゃったのじゃが。」胸をさわっている秀吉
「おおお。」
潰 潰
鼻血を出しまくる2人  悔いなし!
美波「まったくなにやってるんだか。」

優子「ほんと、はずかしい。」
「え!」
「姉上。」
「いい加減にしてよね。秀吉。あんたが、バカやっていると
 あたしも同じ目で見られるのだから。」
「わしは、バカなぞやっておらぬが。」
「自覚がないのが、バカの証拠よ。
 Fクラスっていうだけでも、最低なのに。
 そろいもそろってバカのオンパレード。」
美波は、明久を責める。それを撮す土屋。
翔子に目つぶしをさえる雄二。
にかにかの翔子。。。。もう溶け込んでいる。
「同じ学園の生徒としてこっちがはずかしいわ。」
「なにもそこまで言わずとも。」
「事実だから、しょうがないでしょう。それともあれから、すこしは
 成績あがったの?」
反応する三バカトリオ 明久、美波、土屋。。。それに雄二
「ここは、学校よ。あそんでる暇があったら、勉強してよね。」

 バカのおんぱれーど

「いこう。代表。」
「あ。」。。。もっとここにいたい。
さっていくAクラスの2人

「ああ」落ち込むみんな。

<そのころ、姫路瑞希は、専門書をひもといていた。>
「ラブレター渡し方。直接わたせない勇気がでないときは、
 親しい友人に、頼む方法もあります。
 親しい友人ですか?」
・・・バカ友ですか

「美波ちゃん」
「な~に。瑞希。吉井君ことなのんだけど。実は」
手紙を差し出す。
「これって、まさか瑞希も。」
「え?もしかして、美波ちゃんも?」

  ああ~ん。中は、明久の写真

「うちがもってないやつもある。」
なにかががたんと。


もう一回
「渡しじゃなくて、吉井君に親しい友人に頼むべきでした。」

「坂本君」
「なんだ。姫路?」
「折り入って、お願いがあるんですけど。実は。」
「おお。」
「ラブレター」
翔子さんの髪。あらわる奥さん。
「あ。待て!翔子。俺はなにもわることは。」
スタンガンを右手に、結婚届を左手に。あのときのもの。
「こっちが、先約。」
「婚姻届!って、やめろ!俺は、サインなんでしなえ!
 うわああ。」電撃をくらう雄二、
・・・とばちりを受ける。
それをなんとなく見ている姫路さん。いつものことかと
「はあ、」


2回目
「ラブレターだけだと、わたしにくい場合には、プレゼントと一緒に
 渡す方法もあります。」

「あのう。吉井君。」
「なに?姫路さん?」
「実は、吉井君に受け取ってもらいたいものがあるんです。
 わたし、今朝、クッキーを焼いて。。。」
さああと逃げ出す吉井。・・・・正解です。
「あれ?吉井君。」
・・・どん引きでした。


「吉井君!どこですか!吉井君!」

Fクラスの掃除の道具のロッカー
どんどん
「ここは、俺が先約。」
「しー」吉井
「見つかったら、2人とも命は。」
開けられしまう。
「なあ。」
「ええ。」
「なにをふざけてるんだ。吉井!」
「え!鉄人!」
「吉井。荷物運びを手伝おうように。」
「えっ!?」


3回目
「相手の靴箱にこっそりいれておく方法もあります。
 おくゆかしいかんじがあって、好感度があがる可能があります。」
ここで、瑞希ちゃんの乱れ着物姿
「最初から、こうすべきでした。あっ。」
ドキドキ計。。。。
「なにやってるの?瑞希?」
「ああ。え。あのう。」
「あ。これは?」
「あ。ああ」
明久のエロ本
「これはあ。」

ああ、焼かれてしまう明久の本
「う。」怒っている姫路
怒りが顔の美波
。。。なぜに僕の本が焼かれるの。関係ないじゃない「おお」


スタンガンを持っている翔子
「雄二。どこ?」
隠れていた壁隠れの雄二
「てええ、これが翔子の手に渡たら。俺の人生が終わってしまう。」
  結 婚
  雄二、首をつる?

ムッツリニー
(ついに完成バストサイズの統計完全版。コピー不可。)


姫路さん、暗そう。「はあ。」
「結局。靴箱にも入れられませんでした。
 どうしましょう。ああ。あの封筒は。
 これは、これで。ああ。いやいや。あたしのラブレターは?
 さっきのところに落としたんじゃ。」


さっきのところを、荷物をもって運ぶ明久とその召喚獣。
「まったく、なんで僕ばかかり。」
こける召喚獣。姫路さんのラブレターで
主人もこける。
過去の中のものが、飛んでくる。
「ああ。なにこれ?」
第2学年一学期模擬試験
「もしかして、次の試験の問題用紙。ってことは、これを見れば。
 問題が先にわかっていれば、僕でも満点が取れる。
 ねんてね。それじゃあ。カンニングじゃないか。
 いきなり僕が満点なんかとったら、すぐに疑われちゃうよなあ。
 あれ。箱、やぶれちゃってる。
 どうしよう。教室のミカン箱でもかわりに。」

うかがっている男子生徒。

 バカもほどほどに ・・・・国会でね。


金庫前
「終わりました。はあ。」
「こいつとは、模試でふたたび対面だ。今からしかり予習しておけよ。


「へえい。」
金庫が閉じられる。


姫路「あ、ありましたあ。
 よかったですう。見つかって。」
中を見ると、ああ。
「納品書?う。うわあ~。」
・・・同じ封筒にいれるな!


おちこんいる姫路。
「どうしたの?姫路さん。げんきないみたいだけど。」
「吉井君。その。」
「あに?僕でちからになれることなら、相談にのるよ。」
「吉井君。」
「う。」
うるうるの姫路さんの目。
「実は。」


Fクラスで
雄二、秀吉、ムッツリニー、美波
「ない」

  さがしものはなんですか?

「どこにいたんだ。俺の婚姻届。」・・・焼けば早かったのに
「必死にコンプリートしたバストサイズのリスト。」
「買った秘蔵の写真が」 明久写真
「わしの衣装はどこじゃ。」

「どういうことだあ。金庫に入れて、厳重に鍵をかけておいたのに」
・・・って、鍵って縄。

「ミカン箱なら、さっき鉄人がいくつかもっていったぞ。」

「あ。」
「なに!?」
「え~!」


明久「大事な封筒が!で、心当たりはないの。」
「それが、落とした場所にこれが。」
「う。模試の問題用紙の納品書。」
「それじゃあ」
(ばらまいたときに、問題用紙と混ざって。
 あの金庫は鍵がかかっていて、生徒は勝手に開けられない。)
「どうすれば。」

雄二「おれたちも手伝おう。」
「ああ。」「おお。」
雄二、ムッツリニー、美波、秀吉
「助太刀する。」
「水くさいわねえ。相談してよ。」
「こまったときは、お互い様じゃ。」
・・・違うだろう。困っているのはあんたら。

「雄二。みんな。」

「あの金庫に入っているのは、俺たちにとっても大事なものだ。」
「他人にとって価値はないかもしれん。」
「おもいが詰まった大切なもの。」
「どうあっても、必ず取り戻すわ。」

「みんな。」
「皆さん、ありがとうございます。」

雄二「みんなの力を一つに合わせて!」
みんなの欲しいもの。
明久だけ。。。。なにだろうね。
<おもいは一つではなかった。>


金庫の前で
雄二「この金庫に入っているわけか。」

金庫の鍵。暗唱番号
「鍵と暗証番号の2重ロックだよ。」

姫路「鍵だけでも、暗証番号だけでも開かないんですね。」
土屋「警戒厳重。」
美波「いっそ、明の召喚獣で扉をぶっこわしちゃえば。」
「怒られるのは、僕なんですけど」
秀吉「そうじゃ。よい考えがあるぞ。」
みんな「どうるするの?」
「以前演劇で怪盗ものをやってなあ。
 その中で金庫から宝を盗み出すテクニックがあったのじゃ。」
雄二「ほほう。どんな方法だ。」
「まず、偽物の宝物を用意するのじゃ。そしえ、偽の宝物を持ち主に
 見せ。宝を盗んだと嘘をつく。
 するとあわてた持ち主は確認しようと金庫をあける。
 そこで、あらためて盗み出すというすんぽうじゃ。」
美波「すごーい。」
姫路「あたまいいです。」
雄二「バカでもわかる解説だな。」

吉井「よし!その作戦で行こう!」
「おう。」
みんなの意見が一致する。変なポーズを取るバカ達。


職員室
吉井、怪盗に変装したつもり、めになにかをつけてもなあ。
吉井「ふふん。鉄人。これを見よ。模試の問題用紙だ。」
「じゃあ。それを渡せ。」
「あああ。」
手を差し出す鉄人。・・・あははあは
「うん。」
「あのう、金庫を開けて、確認しなくてよいですか?
 おまえが持っているのに確認する必要があるのか。吉井。
 でも。あの。あれえ。」
頭にたんこぶの吉井
「だめだったじゃん。」
秀吉「舞台では、うまくいたのに。」
美波「なにが、違うのかしら。」
ムッツリニー「シナリオ」
雄二「やはり俺たちが自分たちで開けるしかない。」
「でも、どうやって。鍵と暗証番号の両方なんて、どうすれば
 いいんだよ。」

根本「俺が手伝ってやろうか?」

「え!?」

「君は?」
<根本きょうじ、2年B組クラス代表である。>
「その金庫を開ければ、いいんだろう。
 手伝ってやろうか?」
「できるの?」明久
「俺だけじゃ無理だけどなあ。鍵を手に入れてくれば、
 暗証番号くらいはなんとかしよう。」
「本当?」
「ああ、約束する。困っているときは、お互い様だろう。」

 感謝の輪

雄二「どこだ?」
秀吉「あれじゃ。」
雄二「金庫の鍵。」
美波「嘘!西村先生の真後ろ。」
土屋「絶望的」

「よし、おとり作戦でいこう。」
「おとり作戦。」
「誰かが注意を。その間に鍵を拝借する。」
「それなら、秀吉が適任だね。」
「どうして、わしが?」
「だって。姫路さんにそんなことさせられないし。
 色気のない美波さんでは、変な方向に。すいませんがあ。」
美波、明久に アルゼンチンバック*リーカーをかける
 
 和式:アルゼンチン式背骨折り

「いてて。」
「誰がへんなほうに。」

西村「なにやっとるかあ。」
「ああ、これにはもろもろの事情がありまして。
 けっして、やましい。」
鉄人、アーム
「うおおお。」
腕に捕まれて、宙に浮く。頭が割れる?


「ああ、ヒドイ目にあったあ。」
「深めに決まってな。」
「でも、そのすきに金庫鍵。」
「よくやった。ムッツリニー。作戦どおりだ。」
「僕がおとりかよ、」明久、額が割れて!?人形かよ。


金庫前
鍵をまわす明久「よし。開いた。」
秀吉「よし、後は暗証番号だな。」
根本「うかつにさわるなよ。入力を間違うと警報が鳴る。
 よくしってるなあ。」
明久「じぇあ。どうするの。」
「これをみな。」
鉄人が暗証番号をうっている様子の動画
「これは。」
「いいデジカメ。」・・・最近のは、だいたいある機能だよ。
「さっき、鉄人があけたところだ。」
美波「ボタンをうつっている。」
「そう。これが、今日の暗証番号だ。」
・・・え!毎日変わるの?

金庫が開く。
「おお」

ムッツリニー「見つけた」
美波「よかたあ。無事見つかって。」
雄二「俺も、あったぜ。」
<こんどは厳重に保管しないと>
背後に恐怖の翔子様が

姫路「ありました。」
「よかったね。姫路さん。」
「はい。ありがとうございました。本当に。
 ありがとうございました。」
「ああ。」
・・・これでもいいじゃないの

秀吉「おお。あったあ。わしの衣装じゃ。」
「あ。ブラまで。」
「しかも、ブロントホック」
「おお」
鼻血を出す明久とムッツリニー。

姫路「ああ。そんなふうになっているんですね。」
むっとする美波「なあ。瑞希、あんた、フロントホックしらないの?」
「わたしのサイズにはないんです。
 大きすぎて、金具がもたないとかで。」
「がああ」と美波
「そんなことないわよ。金具つくりもしかりしているし。
 フロントホックが私用なんてだれが決めたの?」
火をふている美波。自分はフロントホックをしている。
「大きすぎて。」ああとまた鼻血を出す2人。ミイラになる明久

根本「これか。」
秀吉「なにをしておるのじゃ。根本よ。」
「なに。ちょっとした予習だよ。」
姫路「だめですよ、根本君。」
美波「それってカンニング。」
「いまさら、何を言っているんだ。おまえらも同じだろう。」
「うう。」
「無断で試験問題を置いてある金庫に入ったんだ。
 おまえらも見つかったら、立派なカンニングだよ。」
姫路「そんなあ。私達は、なくしたものを取りに来ただけです。」
「そんあいいわけがとおるとでもおもっているのか?姫路。
 おまえ。Fクラスにいるうちにバカがうつたんじゃないか。」
「あっ。」
「世の中結果がすべてだ。つまり過程はどうでもいいんだよ。」
明久「そんな。だからって。」
「テストの日まで、この問題を自力で解けるようになっていれば、
 それは、自分の実力と同じだ。
 その日に出る問題がたまたま同じになるにすぎない。」
明久「そんな理屈へんだよ。」

「折角のチャンスをふいにしよっていうのか。
 だから、バカなんだよ。」
みんな「うわあ。」
「俺がちょっといい点とったところで誰も損しない。
 バカ正直に生きたって、誰も得をしない。
 そんなこともわからないから、お前らはFクラスなんだよ。
 学力だけじゃなくて、頭そのものが悪いんだ。
 だから、学園のくずが集まった最低のクラスなんだよ。」
姫路「それは違います。」
みんな「ああ」
明久「姫路さん?」
姫路「Fクラスは、確かに成績は悪いかもしれません。でも、
  でも、みんなやさしいくて、思いやりがあって、楽しくて。
  暖かくてとてもいいクラスなんです。」
明久「姫路さん。Fクラスは決して最低でもくずでもありません!」
「ふん、いずれにせよ。ばれれば、おまえ達だって停学。
 下手すれば、退学だあ。」
「ああ」
「俺とお前らは一蓮托生だ。いいか、俺はお前達がここでなにを
 していたかしらない。
 おまえ達も俺のことはなにも見なかった。
 それでいいだろう。」
明久「ああ。」
「もっとかしこく生きようぜ。おバカさん達。あっはははは。」
根本さっていく。笑いながら。
くそうと明久。
・・・こういうのが、エリートというわけだ。


夕方、校舎の屋上
明久と雄二
「雄二。僕たちって、やっぱりバカなのかな。」
「なんだ。いまさら、俺たちは、正真正銘のバカだ。」
「そうだよね。」
「くやしいか。バカにされて。」
「僕がバカにされるのは、なんともない。けど、姫路さんや。
 美波や。他のみんなが悪くいわれるのは。」
「ううん。」
「ほんとは、姫路さんはAクラスでもっといい環境で勉強できたはず
 なのに。たまたあ運がわるくてFクラスになっただけなのに。
 それなににどうして。あんなに。
 バカにされんきゃだめなんだよ。」
「よっ。そんなに悔しいのなら、やらねえか。」
「え!?」
「もうすぐあれから3ヶ月だ。敗戦クラスの宣戦禁止期間がおわる。」
「うわあ。」
「前回は、俺が舐めていたせいで。クラスを負けに導いてしまった。
 わるかった。」
「雄二。」
「だが、いい線までいったのも、確かだ。
 俺は二度となんな無様なまねはしねえ。
 もし、おまえが望むならもう一回やらねえか。」
「うっふふふふ。何いってんだよ。もちろんだよ。雄二。
 今度こそ買ってただのバカじゃないって見せてやる。
・・・やっぱりただのバカ?
 やろう試験召喚戦争!」
「ああ、それじゃあ。決着をつけにいくか。」
「その前に」
「あっ?」
「姫路さんのクッキーもらってくるよ。」
「そりゃいい。俺たちだけ、わりをくうのは納得いかねえからなあ。」


金庫の前で
黒金を使って明久
「アウェイクン。
 試験召喚獣サモン。」
金庫を壊して。

屋上から。模擬試験の問題用紙をまく。
「いぇーい。」「ほらああ。」

美波「なにこれ?」
姫路「模擬試験の問題用紙ですね。」

「てえことは、これを憶えれば、次の試験で満点かあ。」
「おお。」

優子「まったく本物のバカ達ね。」
翔子「後悔された問題は、試験に出ない。」

「が~ん」


根本「うっ。くう。」

美波「これって、まさか、明たちが。」
姫路「吉井君」


屋上に走る西村先生
「吉井。坂本。なにをやっとるかあ。」
「あ。」
2人「すいませんした。」
「ほお。こんなことして、どういうつもりだあ。」
明久「いたずらのつもりでした。」
雄二「調子にのりすぎました。」
「うそつけ!なにをたくらんで。え!」
どげさする2人
「本当にすいませんでしたあ。」
「う~ん。言えない理由でもあるのか?」
明久「これはいらずらです。」
「お前らが、素直に頭を下げたことがあるか!」
「う、ううう。」
「いいだろう。2人とも鬼の補習だ。」
「ほえええ。」
「覚悟しろ。いつも以上にみっちり絞ってやる。
 いたずらの罰だ。」
「おお」
2人顔を合わして、笑う。
拳を当てる。
「うぃーす。」


根本、口箱を開ける
「お。なんだ。これは?女子からのプレゼントか?
 ふん。俺もすみにおけないな。
 優花に見つからないうちに食っちまおうか。」
はぐと口にする。
ババババババ
<魂を持ってかれる音>


第11問の問題。

・・・試験召喚戦争と姫路のラブレター渡し
   電撃文庫とガンガン。
次回「宿敵と恋文と電撃作戦」


最後のイラストが玲の雌ヒョウ?明久をねらってます。
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