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うみねこのなく頃に 第25話  EpisodeIV-VII forced move [うみねこのなく頃に]

エンジェ、六軒島に着く。
何か思い出しましたか?なにも。小さい頃に何度か来ただけと。

船長にもう一つの船着き場のことを尋ねる天草。
表向きは船着き場は、一つだけ。島のうらに隠れた船着き場がある。
その場所を知る人間は、金蔵、源次、船の関係者、南条先生あとは
高齢の使用人たち。熊沢。
結構しっている人がいる。
金蔵の子供や孫達は、誰も知らなかった?
船着き場が二つあることも、もう一つの屋敷の存在。
そのはずと船長。屋敷については、クアドリアンという名前しか聞かされ
ていないと。建物をみたことは一度もない。
クアドリアンにベアトリーチェが住んでいたとう説があるが?
船長は、クアドリアンに雑貨を運んでいたと告白する。
女物のもんが多く入っていたと。
船長は、その説を確信している。
船長は、ベアトリーチェという女を直接見たことは?一度もない。
クアドリアンへの出入りはある日を境になくなった。今から30年前。
昭和43年頃。1968年。
源次さんから急な連絡。今後定期便はいらない。食料を届けなくていい。
くびにされたかと思ったが、そうでなかった。使用人達の様子から、察し
がついた。
ベアトリーチェが死んで、食料を届ける必要がなくなった。
その1968年から放置された場所にエヴァおばさんだけが逃げ込み、
難を逃れていた。
屋敷とクアドリアンは、直線距離で2キロある。
あの台風のどうやってたどり着いたのか?
・・・井戸から秘密の道。
屋敷とクアドリアンを直通する地下通路があったとかとエンジェ。
あの金蔵さんなら、それくらいの仕掛けをつくってもおかくない。
エンジェ「やっぱり狂った島ね。」


天草の心配をよそに、1人でいくエンジェ。
届け物をするだけよと。あなたが、一緒だと無効が迷惑するの。
あなたの毒素強そうだから。
・・・これは不思議な言い方。
船長は行ってこいと。あんたの家族が待っている。
草ぼうぼうの道を歩いて行くエンジェ。
敷地は、立ち入り禁止。
この森には魔女が住んでいるから近づくなと言われていた。
エンジェ。魔女がいるのを感じる。
ひらけた場所につく。
「ここがこの旅の終着点みたいね。」
マモンとさくたろうがあらわれる。降りましょうよ。戻れなくなるよ。
「はじめは死ぬための旅だった。なにかとなしとげる旅に変っている。
 あの日の私ならたとえ戻って来られなくても、
 ためらわずにこの崖を降りたでしょうけど。」
親と兄のこと、マリアねえちゃん。問いかける。
「わたしが、帰って来たわ。」
後ろから風が吹く。
「あたしは、右代宮家最後の娘。そして、マリアージュソルシェールの
 最後の魔女。今こそ、全部理解したわ。
 私たちの魔法はきっとささやかで身近にあふれていいる。
 でも、それは誰の目にも見えるものではない。
 魔法とは。ええ、はっきり言えるわ。
 愛がなければ見えない。」
マリアの日記を取り出すエンジェ。
マリアお姉ちゃんの魔法。
やさしいものから、だんだん陰湿になっていく。
「わたしが、お姉ちゃんを傷つけたから、マリアージュソルシェールは、
 こんなふうになってしまった。
 だから、わたしがお姉ちゃんを黒邪悪な魔女から白き無垢で邪気な魔女に
 戻してあげるわ。
 そのために、私はここに来たの。
 お姉ちゃん。聞こえている。その姿を私の前に見せて。」

背後からやってくる邪悪な須磨寺霞と道化の手下達。
「マリアおねえちゃん!」
「ようやく見つけたわよ。エンジェちゃん。」
「霞おばさん。」
「それってなくなった家族へのお花?いいわよ、投げるまで待っていて
 あげる。」
手下が、エンジェの周りを囲む。
「おばさん、いつからここに?」
「早朝からよ。お陰で、すかり待ちくたびれちゃった。」
トイレもないから。。。
おばさんは、エンジェをはたく。
やっぱり姉霧江の子ねと。品のかけらもないと。
いつもかあさんのことばかり、そんなに似てますか?
見ているわと。
姉のためにずっと尻ぬぐいをしていた霞。
エンジェを地面にたたきつける。
姉が逃げ出したお陰で、どれほど迷惑したことか。
手下に痛めつけさせる。
エンジェをいたぶる手下。
霞、エンジェの母のせいで、一度ころされたといってもいいわと。
姉の霧江が背負うはずだった、須磨寺の家を、いきなり妹のあたしに
押しつけられた。それまで、のんきに暮らしていたのに、
それ以来家を継ぐための厳しい教育を受けさせられた。自由な時間は
一秒もなかった。親戚からは、姉さんのことで蔑まれ。
好きな男とも別れさせられた。
そして、姉さんが結婚するはずだった相手を無理矢理押しつけられたのよ。
でも、霧江姉さん、右代宮家とつながったお陰で、須磨寺家は安泰。
姉はなんのおとがめもなく、あたし、1人が貧乏くじを引いたのよ。
「そこまで人生なめてきたつけじゃない。」
手下にいたぶられるエンジェ。
いつか、姉さんをパーティで見かけたわ。あいつ、旦那と幸せそうに
笑っていたわ。自分だけしあわせに!
「だから、なに!
 わたしに、やつあたりすると。どう、あんたが幸せになるわけ!」
手下が蹴りまくる。
わたしは、考えたの。これをやり遂げたら、すべての恨みをわすれて
やり直せるとね。
マモンとさくたろうは、見ているだけ。
。。。須磨寺霞。この人のたどった人生はわたしによく似ている。
   わたしも右代宮家の跡継ぎらしくあれと、ローザさんに言われて、
   そして、教育やしつけといういじめにさいなまれてきた。
   思えば、エヴァおばさんの人生も、同情に値するものかもしれない。
   わたしと同じようにエヴァおばさんも右代宮家の重圧を感じて
   きたのだから。
   それは、たぶんローザおばさんも同じだっただろう。
   人間は背負わされた苦しみを誰かに押しつける。
   右代宮家の長女としての様々な苦しみを味わってきたエヴァおばさん
   その鬱憤を妹のローザおばさんにぶつけた。
   ローザおばさんは自分の鬱憤を自分の娘のマリアにぶつけた。
   そうしなれば、その苦しみから逃れられなかったから。
   だから、こそマリアお姉ちゃんの魔法はすごかった。
   彼女は、自分の怒りや悲しみ誰にもぶつけようとはしなかった。
   すべて魔法で癒し、溶かしたのだ。
   右代宮家に続いてきた悲しみと苦しみ。いったいどれほどの長きに
   渡って受け継がれ、押しつけられきたかわからない。
   その苦しみと悲しみの連鎖を、マリアお姉ちゃんの魔法は断ちきった。
   エヴァおばさんは、同情すべき人なのだ。
   白い魔法を学んでいれば、その後の人生は変っていたかもしれないのに。
   信じられない。憎悪の対象でしかなかったエヴァおばさんが、
   理解できる人間に変っていく。
   事件のあと、連日ワイドショーや週刊誌が中傷し、まるで犯人で
   あるかのようにいいたてた。
   もしも、エヴァおばさんの近くに白い魔法使いがいてくれたら、
   おばさんは、救われただろうに。
   あっ。これがわたしがするべき仕事だったんじゃない?
   ただひとりの肉親。同じ痛みを共有するものとして、
   わたしだけが、おばさんの味方になってあげるべきだったんじゃあ。

現れる黒い魔女のエヴァ。
「あら。なあに。わたしのことが、見えるの?」
・・・悪魔が出ました。

「よくやくわかったわ。エヴァおばさんの近くには、黒き魔女、
 あんたがいたのね。」
「だからなに?わたしが、憎い?」
「少し違う。ただ悲しく見える。」
「えっ。」ばかわらいする。「なに、悟ったことをいってるわけえ。
 あたま、大丈夫!」

現実のエンジェは、倒れている。
すこしは、こたえたようね。どう、あたしが憎い?憎いでしょ。
霞と黒き魔女が重なる。
ほら、須磨寺霞、かつてのあんたがそこにいるわ。気分が晴れるでしょ。
かつて、そっちにいたあんたが、こっちにいるのよ。楽しいでしょう。
他人をいたぶり、いじめる側に立つのは。
弱虫の自分がされたことをもっと立場の弱い誰かにやり返すのは、
愉快でしょ。
・・・いまいましいわ。
泣きなさい。エンジェ。泣いて、ごめんなさい。霞おばさんと言って
みなさい。
そうよ。そうすることであなたの痛みが和らぐ。
霞と黒の魔女が同調して笑う。・・・悪は連鎖する。
なによ。その哀れむような目は!ふん、須磨寺霞、そっちを使いなさい。
マリアの日記に目をいかせる。
あら、これはなーに?
だめ、それは。
中を見る霞。
うふ、こういう子には、殴る蹴るよりは、大切なものをけがしてやるほうが 
応えるのねえ。
なーに、この気持ち悪いノート!
魔法、いい歳してはじかしいわ。痛々しいわ。
もっとけなしてやりなさい。おとしめて、辱めてやりなさい。
尊厳を踏みにじられる苦痛を教えてやるのよ。
日記をけなす霞。ページを破り捨てる。
抗議するさくたろう。あらそう、お気の毒!
日記をけなす霞。ページを破り捨てる。
マモンも止めるが、とまらない。
魔法の奇蹟?幸せにする魔法?そんなのないない。痛みとか苦しみはね、
他人に押しつけてしかい癒せないのよ。
・・・自分が崩れるよ。
魔法の友達。煉獄の七姉妹?はっ、くだらない。破り捨てる霞。
マモン、はっとする。
マリア卿の魔法が!
ふん、このへたくそなライオンのらくがきはなに?>
さくたろう?へんな名前?こんなのを友達にしているなんて気持ち悪い子。
そのかわいそさにあきれるわ。破り捨てる。
うりゅう、マリアをばかにするな!
なになに大好きなママとずっと仲良しでいられる魔法?
は、やめて!そのページだけは!。。。エンジェ。
すごく簡単じゃない。あたしだって、すぐ覚えちゃうわ。
う~う~。う~う~。
笑いものにされる。
破かないでとエンジェ。
「だーめ!」霞と黒き魔女。
ページを破り捨てる。
はっ。
・・・ハーリー・ポッターも同じ境遇かあ。
日記を踏む霞。
くやしい。くやしい。そんなにくやしいなら見せてみれば。
あんたたちの魔法。魔法が使えない魔女なんて、魔女じゃない。
つまり本当の魔女は私たち。あんた達なんて、現実から逃避しているだけの
くそがきどもなのよ。

エンジェ、立ち上がる。
「魔法を見せることができたら、お姉ちゃんの魔法を信じてくれるの。」
「信じるわよ。使うことが出来たらね。」
「魔法はあるわ。」
一体どれだけの人間が奇蹟や魔法にすがって裏切られ、絶望したか。
そして、本当の魔法は黒き魔女の力でしか得られないことを思い知るのよ。
「どうかしら。」
手下、エンジェにつっかかてくる。
撃ち殺しちゃえばあと黒き魔女。撃てるもんなら撃ってみろっていてる
のよ。この子は!
「恐怖であまたがどうかしているんだわ。
 エンジェちゃん。天国で好きなだけ魔女ごっとしてなさい。」
手下が拳銃を取り出して、狙う。・・・ここは日本?
エンジェは動じない。
「さあさ、おいでなさい。煉獄の七姉妹。」
「へ、お祈りでも唱えているのか!」
「忠告しておくわ。わたしを撃たない方がいい。引き金を引けば、その
 瞬間。あなたの人生はおしまいよ。
 もう一度言うわ。撃ってはだめ。」
「死ねえ。エンジェ」霞
手下が銃を撃つ。エンジェに弾はあたらずに、撃った者が血を吹き出す。
「なあ。」
煉獄の七姉妹が現れる。
鉄の杭が飛んでいる。
煉獄の七姉妹。ここに。
「これが魔法よ。」
われらが、主に逆らう愚かな人間どもよ。いまこそひれ伏せ!
黒き魔女
「な。なにが起こったの?」霞
「あなたには、見えない。愛がないから。」
うりゅう。
エンジェ様。これは。
「あなたは、いつか言ったわね。覚悟がないから、魔法が使えないって
 今のあたしは違う!
 クラスメイトに仕返しがしたいとか。
 そんなやすぽい感情じゃない。
 あたしは、マリアお姉ちゃんと
 マリアソルシェールの世界を守るために今こそ魔法の奇蹟を見せること
 を命令するわ!」
「なにしてるのよ。撃て!」・・・おいおい、ここは日本!
「もう一度だけ警告してあげる。撃つのはやめなさい。
 私の前から立ち去りなさい!」
「にい。殺せ。殺せ。」
煉獄の七姉妹。ファンネルになる。
「殺すのよ。」
銃を撃つ手下ども。逆に殺される。
「なによ。これ?なにが起こったのよ?」
ありえない?あんたなにものなの?
「魔女よ。あんたと違って、本物の。」
「そんなばかな!認めないわ。魔法なんてあるわけない!」
魔法はある。魔女はいる。
そして、幸せへの扉をひらく鍵に出来るの。あんたなんかにそれを否定させない。
手下の銃を取り上げ、銃をエンジェにむける霞。
「あなたの憎しみは結局あなた自身を傷つけるだけよ。」
「こんなの。あたしは、認めない!みとめなーい!」
「さようなら、かわいそうな霞おばさん。
 せめて静かな世界でゆっくりと休んで。」
銃を撃つあほの霞。自分が仕留められる。頭に直撃。
「後は、あんたね。黒き魔女。
 今となっては、あんたにエヴァおばさんのおもかげをみいていること
 さえ、彼女に申し訳なく思うわ。」
笑う黒き魔女。
わたしも、あなたに魔法を見せてあげる!
「うっ」
物質かしたエヴァおばさん、銃を持って、エンジェに向ける。
「お久しぶりね。地獄から戻ってきたわよ。」
「魔女じゃない。あなたは、生身の人間ね。」
「そうよ、死んでからも、一つだけ心残りがあって。
 それで帰って来たの。」
ライフル銃をエンジェに向ける。
「わたしを殺すこと?それが最後の遺言だったの?」
「黒き魔女の力こそが、わたしの魔法の源泉だったわ。
 それは、あなたのいう現実逃避の魔法とはまったく違うの!」
「あなたもだま理解できないのね。本当の魔法。
 白き魔法を。」
「なら、黒と白のどっちが勝つか。この場で決着をつけてあげる。
 あなたの魔法は毒素で取り込んだわ。
 七姉妹はもう二度と呼べない!
 奇蹟は二度と起こらない!」
「それでも起こるから、魔法って言うんだわ。」
「エンジェ、これで、お別れよ!」
銃を撃つが、暴発して、自滅エヴァおばさん。
苦しむエヴァおばさん。
強欲のマモンここに。
「もう魔法は十分。
 せっかく会えたのに、こんなことになって残念だわ。
 皮肉じゃない本心よ。助けてあげたいけど、無理よ。
 待って、今すぐ楽にしてあげるわ。
 Have a nice dream. See you hel.」
とどめの一発を撃つエンジェ。
9人が死ぬ。これも復活の儀式?

あっれれ。例のビルの上
ベルン「おめでとう。無限の魔女。エンジェ・ベアトリーチェ。
 あなたは、旅路の末に、すべての魔法を理解したわ。」
「ええ、わたしは、マリアージュソルシェールが生み出した魔法世界を
 継承した最後の魔女よ。」
「あなたにしかベアトリーチェの世界を切り裂けない。」
「わたしは、あなたが嘘をついたんじゃないかって、疑っていたことが
 あったわ。わたしは、1998年のエンジェだから、家族を助けても、
 1986年のエンジェが救われるだけ。このわたしは救われない。
 そう思ったわ。」
「その通りよ。」
「でも、あたしは、理解したわ。
 だって、あなたは、わたしの家族の取り戻し方を結局を教えてくれた
 もの。」


次回 最終回 EpisodeIV-VIII sacrifice
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