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うみねこのなく頃に 第20話  EpisodeIV-II zugzwang [うみねこのなく頃に]

魔女のゲームのコマでしかエンジェ、ベルンカステルに真実を告げられる。
所詮は、現状がうみだした結果で、過去が変われば、存在がずれるエンジェ。
アスラクラインの世界みたいだあ。


雨が降っている。10月4日(土曜日)
雨に揺れたマリアをふいているローザ。遣う。
マリア「ママのいうとおりにしてたからいい子」ときく、
「ええ、マリアはいい子よ。でもあんな大雨になったら雨宿りしなくちゃ
 だめよ。約束できる?」
「ママと約束。うん。」
微笑まし親子。・・・うんなことって茶番?


エンジェが立ち上がる。
バトラー「あ!」
ベアトとノウェが彼女を見る。
「どうしたのか?グレーテル。」
「ごめんなさい。退屈してきたから、ちょっと席を立つわ。」
「退屈。おいおい。ここからが重要なところだろうが。
 たぶんこれから、マリアが傘とテガミヲベアトリーチェから
 受け取ったというんだぜ。」
エンジェはいってしまう。
バトラーぼうぜんとする。


エンジェは、暗闇に出てくる。「虫ずが走るわ。」
マリアが現れる。「もお。なんで、エンジェはいらついているの?」
「なんでって決まっているでしょう。」
日記が出てくる。
「エンジェは、マリアがしあわせじゃないと思っているんだね。」
「そうよ、客観的に判断してね。」
「真実は、観測者によって形を変えるよ。」
「うっ」
日記をひらくエンジェ。めくるとページが光り出す。


マリアが、ローザにお留守番をさせられる。
仕事が忙しいと嘘をゆくローザ。
いいようにマリアにいいつける。
マリアは1人。そこへさくたろうが入ってくる。
マリアを慰める。
「映画楽しみにしていたのに。」
ママの言明をするさくたろう。ママが、マリアのことが大好きで
寂しくさせることを申し訳なく思っているんだと。
「そうかな。」
「ママだって。マリアのそばがいいんだよ。」
ママがなきながらマリアのそばにいた夜ことを覚えているよ。
「覚えている。」
「あのとき、ママは、マリアにありがとう」っていっていたよ。
マリアが正解中でただ1人の味方だって。
泣き出すマリア。
「マリア。泣かないで、マリアは知っているはずだよ。
 笑顔を呼ぶ魔法は、自分も笑わなきゃできないってこと。」
マリア、涙をふいて
「うん、マリアは知っている。」
「そうだ。ママが帰ってまで、パジャマパーティしてあそぼうよ。」
「パジャマパーティ」
「眠くなるまで、ベッドの上でお菓子を食べたり、ジュースを
 飲んだりして、遊ぶの。
 僕とマリアだけの秘密。
 僕たちがにぎやかにしてたら、鏡の国や、不思議の国から
 たくさんの友達が遊びに来るよ。退屈なんかできなくなっちゃう。」
そして、マリアとさくたろうは、すごく楽しい時間を過ごしたんだよ。
「ね、マリアは。ううん。
 マリアをさくたろうは、こんなにもしあわせだよ。」
「ローザおばさんは、映画の約束を完全に忘れていた。」
「お仕事で忙しかったからだよ。」
「それでも、あたしなら怒る。」
「パジャマパーティはとても楽しかったよ。エンジェだって、そう
 思ったでしょ。」
「楽しいわけない。お母さんが帰ってこなくて、寂しい。
 それを忘れるために空騒ぎしただけじゃない。」
「そんなことどこに書いてあるの?」
「書いてなくても、わかるのよ。
 マリアお姉ちゃんは、ローザおばさんの愛に飢えていた。
 でも、ローザおばさんは、仕事や世間体ばかりを気にしていた。
 だから、虫ずが走るのよ。
 愛しているなんて上辺だけ。マリアお姉ちゃんだって知っているはず
 なのに。どうしてしあわせなんて言えるの?」
日記のページが自動で進む。
「日記の続きを見てご覧ん。」


ローザが帰ってくる。
ご機嫌で迎えるマリア。ローザそれを不思議がる。
ローザは、旅館の領主書を落としていまう。それを拾うマリア。
いそいで取り上げるローザ。怒っている。
謝るマリア。
はっとするローザ。「マリアは、謝らなくていのよ。
 謝る方はママの方なの。」
「どうして?」
ローザ、マリアを抱きしめる。
泣いているローザ。


「熱海の旅館の領主書。ローザおばさんは、マリアおねえちゃんを
 おいて、旅行に出かけたのよ。」
「そんなのママが嘘をついた証拠にならないよ。
 昔出張したものかも、しれないし。」
「どうして、お姉ちゃんはそこまで、ローザおばさんに都合のいいように
 解釈できるのかわからないわ。」
「エンジェは、かわいそうな子だね。しあわせの欠片は身の回りに
 たくさん落ちているのに。不幸の欠片ばかり、拾っている。
 エンジェの気持ちもわかるよ。マリアだってこの力に気付くまでは、
 不幸の欠片しか見つけられなかったから。」
「力?何の力?」
ベアト「わらわが、教えよう。
 マリアにあって、そなたにない力。」
「うん。マリアにあって、エンジェにない力。」
2人「それが、魔法!」2人で笑う。
ベアト「そなたにこの情景を見せよう。」
手から、キセルを取り出し
「わらわとマリアが出会って、まだ時間がそほどたってないころのころ。


ふって、そのころのことを見せる。


さくたろうが、ベアトリーチェに挨拶をする。
緊張しなくていいよとマリア。
「ベアトリーチェもマリアの大切なお友達なの。」
「大した物だ。無機物に魂を込めてせいを宿らせるとは。
 しかもさらに驚くべきは、マリアがその魂をゼロの海から
 生み出したという。」
「これって、マリアの魔法なの?」
「無論だ。金造のもっとも欲したものは、そなたに色濃く宿っている
 らしい。」
「なんで、そんなに褒められるのか。やっぱり。ねえ。さくたろう。」
「一を手にするのはたやすい。
 しかし、ゼロから1を生じさせることは困難だ。
 そなたはいずれわらわとて一目置かざるおかない魔女に成長する
 であろう、」
「うー。ベアトに褒められた。」
「新しく友人になにかをプレゼントをしよう。」
「うちゅう?」
そこべワルギリアが現れる。
「かわいいお友達ですねえ。この子になにか贈り物を。」
「ううん、よいことを思いついた。
 マリア、そなたの魔道書を出すよい。」
マリア、日記帳を差し出す。
ベアト、それをめくる。次に各ページをだす。
「お師匠様には、立会人になっていただく。」
サインをする師匠。
「これは、気のきいたプレゼントになるぞ。」
マリアとさくたろうは、それをみる。

親愛なる見習いの魔女へ

ベアトが、それに魔法を込める。
「この宣言書により、汝さくたろうを自我のある一個人として認める。
 そして、その存在をマリアールソルシエール条約に従い、
 友人として迎える。」
さくたろうに魔法がこめられる。
さくたろうが、人がたに変身する。
・・・これは、使い魔か?
「そして、マリア。」
「あっ。」
「これよち、そなたは、原初魔女見習いを名乗るがよい。」
マリアに魔法をかけるベアトリーチェ。
変身するマリア
「原初の魔女見習い。」
「ふっ」
「はあ。」

「しあわせというのは、日常の中にあたらしいしあわせを生み出すと
 いうことなの。それが、原初の魔法!
 エンジェにも教えたことがあったはずだよ。」
「あたしに魔法を?」
「そうだよ。エンジェだって、マリアール・ソルシエールに名を連ねる
 魔女の見習いだったんだから。」
。。。あ、そうだ。あたしは、かつて、魔女の世界に足をふみいれるべく
   修行をしたことが。


マリアとエンジェ
エンジェは目を閉じている。
「広い広い区間をイメージするの。空気には、温度もなにもないし。
 風もない。においもない。そんな場所を。」
「広大な空間。地面もなく空さえも遠い世界。」
はっと目を見開くエンジェ。
エンジェとマリアとさくたろうが見ている。
「エンジェがずっと望んでいた魔法を練習しよう。
 お友達を呼び出す魔法を。」
「エンジェにも僕みたいなお友達を呼び出せるの。」
「エンジェは、マリアール・ソルシエールの魔女だから、とうめんの
 魔女が使役する存在は、エンジェもまた使役を湯エウされている。
 エンジェは、さくたろうも呼び出せるんだよ。」
「うりゅう。ぼくも、エンジェのお友達なんだ。」
「呼び出して、ご覧。ベアトリーチェの家具。煉獄の7姉妹を。」
「うん。」素直なエンジェ。
願うエンジェ「エンジェ・ベアトリーチェの名の元に、さあさあおいで
 なさい。煉獄の7姉妹達よ。」
呼び出される煉獄の7姉妹。
「煉獄の7姉妹、ここに。」
煉獄の7姉妹は、さくたろうを抱きしめる。
おいしそう。きょうかもわいい。抱かせて。
壊すつもり、
そういうサタンねえが一番抱きしめているよ。
「あれが、煉獄の7姉妹。」
「みんな、聞いて。」
静かになる。
「今、エンジェは魔法の修行中なの。だから、みんなの力を貸して欲しい
 いまの召喚でいつもエンジェの身近にいてあげて。」
これだけの人数では大変だよ。最初は、すくない人数で馴れていかないと
「そっか。じゃあみんなでじゃんけんして。」
マモンが勝つ。
「じゃあ、マモン以外は姿を消して。
 そのうち馴れてきたら、7人全員を呼び出せるようになると思うから。


「はーい。」
マモンだけになる。
エンジェ、疲れる。
「疲れた?やっぱり一度に7人は無茶だったかなあ。」
「エンジェ様、ちょっと頼りないですね。」
「うりゅう。そんなこといっちゃだめだよ。
 エンジェは、まだまだ修行中なんだから。」
「そろそろ消灯時間だね。マモン、エンジェをよろしく。」
マリアとさくたろうは消える。


エンジェ、目を開くと、マモンがエンジェを見ている。
「ここ、トイレ?」
「そうよ。」
「なんで、エンジェ様がこんなところに。」
「聖ルチア学園寮の中。1人になれるのってここぐらいなの。」
消灯時間に部屋の外に立たされる寮生達。
寮長が、風紀のチェックをする。
それをマモンが観察する。
「まるで刑務所にみたいでないですか?いちいち点呼とるなんて
 バカみたい。」
。。。刑務所と違うのは、素行がよくても刑期が短くならないところね。
「いっちゃなんですけど。その髪飾り、エンジェ様には安ぽくない
 ですか。」
。。。昔、お兄ちゃんと遊園地に行ったことがあるの。
   そのとき、クレーンゲームでお兄ちゃんがとってくれた景品。

   わたしが、魔法を修行しているのはね。死んだ家族を蘇らせない
   から。反魂の魔法を身に付けて、いつかもう一度お兄ちゃん達を
   生き返らせる。

「ああ、だから、その髪飾り強い魔力が宿ってるんですね。」

   魔力がこれに。

「反魂の魔法は、すごく難しいです。でも、くじけずに修行すれば、
 きっとできるようになる。そのとき、エンジェ様は、
 ベアトリーチェ様に匹敵するほとの魔女になっているはずですよ。」

   あたしが、大魔女に。

  でも私は、修行を全うすることができなかった。
  あの日以来、わたしは魔法を失い。
  マモン達と再開するのは、卒業した後。
  1998年になってからだった。

民族関係の研究者とあるエンジェ
魔法とか、魔術、オカルトに興味がある男
特に六件島のことについては大変な権威でいるとか。
そのときのことを話し出す。1987年四4のこと。
オカルト関係の本が大量に放出された。右代宮エヴァが売りにだしたもの
加えて発見された二本のメッセージボトルが、さらに六件島の名を
たからしめました。
事件の後、2本のワインボトルが見つかり、その中に島で起きた
連続殺人事件の経過を書いたノートの紙片が入っていた。
一本は警察が。一本は、漁師が見つけた。
「捏造の可能性は?」
「それはないと。どちらも筆跡は一致してました。
 また、島や屋敷の描写も正確でしたから。
 しかし、奇妙なことがあるのです。
 どちらもおなじ筆跡でおなじ事件を記述しているのに
 内容はまるで違うのです。
 殺人の順番も。手口も。まるで、異なっていた。
 どちらかが、真実で。どちらかが、嘘なのか?
 あるいは、両方いつわりのか?
 さらに不可解なことがあります。
 どちらのノートも署名は、右代宮マリアになっているのです。
 後に確認されたところでは、右代宮マリアの筆跡と手記の筆跡とは
 まるで違うものなのです。
 なぞは、さらに深まりました。
 他にボトルはないのかと島の近辺を探す者があらわれたほどです。」
「ウィッチハント」
「さようです。六件島ウィッチハント。
 この事件をオカルトの側面から解決しようと試みるマニアのことです。
 実はわたしもその1人というわけで。」
「ノートの実物をご覧になったことは?」
「ありますとも。」
「では、ノートの筆跡もご存じですね。」
「もちろん。メッセージボトルの筆跡に関しては、日本でもっとも
 くわしいと自負していますよ。」
エンジェ、ノートを出す。
そして、あの筆跡を見せる。

親愛なる見習い魔女へ

「この筆跡は!」
「メッセージボトルと同じものですね。」
「この本はいったい?あなたは?」
「その反応だけで結構です。」
ノートを閉じて、自分の手荷物。
「ああ。」
「これは、お話を聞かせてくれた御礼です。」お金を出し出す。
「待ってくれ!
 金なんかいらない。その本を見せてくれ!」


車で移動するエンジェ。天草十三が運転をする。
「収穫はありましたか。」
「まあまあ。想像を裏付けしただけだけど。」
「ちゃんと口止めしてきたんでしょうねえ。
 須磨寺霞は,今でも我々を追いかけているはずですよ。」
「予約しているホテルに向かって。
 一流ホテルなら守秘義務がある、
 そう簡単には、ばれないはずよ。」
「金があれば、逃亡生活も結構優雅に行くもんですね。」


エンジェ、広い世界でマモンと出会う。
「グレーテル様。ベアトリーチェ様がそろそろお戻りいただきたいと。」
「わかったわ。マモン。」
「よかったですね。バトラーお兄ちゃんに出会えて。」
「ええ、こんな狂った世界でもね。」
「そして、お兄ちゃんのためにベアトリーチェ様に打ち勝つ。」
「そのつもりよ。あなたに味方してくれとは、いわないわ。
 今は1987年この時点でのあなたは、ベアトリーチェの家具だものね
 なんだか。ややこしいけど。」

ラムダデルタが出てくる。
「ベルンカステルも、ひどいわねえ。あなたを騙すなんて。」
「へっ?」
「あなた、ベアトを倒せば、兄が帰ってくるようなことを
 いわれたんでしょう。でもね嘘よ。
 よく考えてご覧なさいなあ。
 バトラーが、ベアトに勝てば、確かにあいつは元の世界に帰る。
 でも、それは、あなたのいる世界じゃない。
 1986年の兄を待つ6才のあなたの世界へなの。
 バトラーが帰るのは、1986年の10月であって。
 1998年のあなたのところじゃない。
 意味わかる?
 兄を失って12年のあなたの元へは帰らない。
 ちまりあなたは絶対に報われない戦いをしているわけ。」
「はっ。そんなあ。バカな!」
「あなた、気づかないうちに。魔女達のゲームのコマにされていたのよ。
 だからね。取引しない。バトラーを勝たせず、永遠に引き分けを
 続けてほしいの。
 そうすれば、あなたは、何時までもバトラーと一緒にいられるし。
 あたしの目的も達せられるわ。」
エンジェ、。。。。唖然。
「どお。いい考えでしょう。」
笑うベルンカステル。

・・・・終わりなき無限ループ??


次回 EpisodeIV-III prophylaxis

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