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Phantom #26  江漣  の感想 [Phantom]

ひどーい。玲二は、最後に暗殺される。
それを知らずに故郷を楽しむ江連。
その後のことが。。。。。

江連は、玲二とともにサイスらを戦い。
自らの手でサイスを撃ち、過去と決別する。
やっぱりあほは死す。
マルマル党と同じ。

そして、玲二と共にサイスの経歴を追いかけ、江連の出会いを
探し。モンゴルの地へ。
そこは、かつて、江連が、玲二に話した風景。
でも、江連は記憶を思い出すことはなかった。

それでも、ここまででいいと江連はいい。
モンゴルの草原で、横たわる江連。
それを道から見ている玲二。

すれ違う荷馬車から、サイレンサーから撃たれる銃声。
玲二は、凶弾に倒れる。

約束は、守れたのか?
旅の終わり?それとも新たな戦いの幕の始まり?

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教会
サイスの亡霊達が進む。

玲二「俺は、殺す。生きるために殺す。」

玲二は、サイスの亡霊達と戦う。
玲二は、彼女らに手が追えないが。
江連は、それでない。
玲二「江連」
「いくわよ。」
「うん」

それを傍目で観察のサイス。
「はじまりましたよ。ミスター・志賀。
 これがわたしが求めていたものです。」
「いつか必ずあんたは、自分で書いた筋書きに裏切られる。
 幕引きは無様だろうなあ。サイス・マスター」
・・・その通り!!
「それは、それで、また一興というものです。」
サイスは、古い校舎に入っていく。
「さあ。歌い踊るがいい。
 わたしの兵士たちよ。互いに血を流しあい。
 命を奪い合う。狂乱の世界。」


サイスの亡霊達。
江連が素早く移動する。
追いかける亡霊達。
亡霊達射止めたと思ったが、美術の像だった。
銃声が、亡霊の1人が殺される。

見ると例がいる。構える亡霊。
亡霊の後ろに江連がいる。
振り返りさまに江連に撃たれる。

玲二「この子達は・」
江連「こういう歪んだセンスの持ち主は、1人しかしないわ。」
「俺たちと同じ。」
「敵は後2人か?それ以上。」
「分が悪いなあ。」
「そうでもないわ。この子達の他にインフェルノの手勢が
 出てくることはないと思う。」
「う、どうして?」
江連は機関銃を手に入れる。
「あの人は、不要なエキストラを舞台に上がらせない。」
「自分で幕を下ろす気か。」
「これが、最後の戦いよ。」
江連の怖い目、
玲二も決心する。

サイスは、血のようなワインを飲んでいる。
・・・不謹慎、酔っていては、ふらつかない?
「ノインとフェンスが舞台を降りたか。
 随分健闘しているではないか。予想以上のシナリオ。
 そう終幕を飾るにふさわしい。」


玲二は、警戒しながら、
江連「いくわ。」
玲二が止める。
「俺が撮りになる。」
「う。君はその隙にサイスを探し出せ。司令塔である奴さえ
 叩けば、どうとでもなる。
 奴の手の内を読めるのは、君しかいない。」
江連は、玲二を見る。変な表情。
江連から、機関銃を受け取る玲二。
「気を付けて。」
「君もな。」
江連は、捜しに行く。
玲二はおとりになって動く気まわる。

2人の亡霊に挟まれる玲二。
でも、すぐに消えてしまう。
「あ。
 2対1。」

サイスは、屋上で布陣を這っている。
・・・アホではないか。
「そうか。」
立ち上がるサイス。
「いるのか。」
江連がサイスの元に現れる。
サイスも前に出る。
「アイン」
サイスは、派手な振る舞いをする。
「ようこそ、わたしの舞台へ。」
江連は、サイスに銃を向ける。
サイスの影が十字架になって、その中心に江連が入る。
2人の亡霊とサイス。
江連「わたしは、あなたの舞台では踊らない。」
銃を手から落とす江連。


玲二は、2人の亡霊と戦う。
「敵が2人しか来ない。
 まさか、江連のほうに。」
玲二の行動を察しかのように機関銃で撃ちまくられる。


サイオ「よもや投降する気ではあるまいね。」
江連「いいえ。わたしは、あなたを殺しに来ました。マスター」
「殺す?このわたしを。それはまことにう興味深い。
 この絶望的な状況の中で、どうやってわたしを殺そうというのかね。」
「あなたの筋書きに、ここでわたしを射殺するという展開は
 ありえません。
 そんなたわいもない結末をあなたが望むはずがない。」
「ふふ。まさか。お前がそういう興に理解を持っているとは
 おもわなかったさ。
 お前の言うとおり。
 わたしがこんな島国に舞い戻って来たのは、
 我が娘たちの競演をこの目でこの目で楽しみたいからだ。」
江連は目をつむって来ている。
「紹介しよう。ゼクスとジーベ。お前の妹にあたる子達だよ。
 アイン。
 あれは、アイン。
 お前達のベースをなった被検体だ。まずは遊んでやれ。
 限界を見せ始めたら、少しずつ切り刻んでいけ!」
亡霊達は、ナイフを手に取る。
江連は目を開く。戦闘モード。
亡霊達は、機関銃を捨て、ナイフを手に持つ。
江連もナイフで構える。
1対2の戦いが始まる。


玲二のほうは、あいからず押されている。
後ろからクレーン車で襲撃を受ける玲二。


2対1の江連。足場に後がない。
「どうした?アイン。後がないぞ。
 手をぬいてやっているというのに。こうもたわいないとは?
 興ざめな。」
アイン。サイスを見て、ナイフを持ち直す。
サイスに投げるが、亡霊達にはたき落とされる。
その隙に、亡霊の1人に近づいて、たたきのめす。
そして、拳銃をひらいに走る江連。
後ろから、江連にナイフを投げる亡霊。
江連は立ち止まり。すばやく除けて、ナイフを手で取る。
・・・あり得ない。
そして、取ったナイフを亡霊に投げ帰す。
亡霊のこめかみにナイフが刺さる。
・・・量産型は弱いなあ。

サイス「う~ん。」
「彼女達の思考も、動きも呼吸も。
 わたしに与えられたものと同じ。
 そう、あなたはわたしを作ったときから。」
「うふっん」
サイスを後ろ目で見る江連
「なにも変わっていない。」
・・・成長がないマスター。


クレーン車が玲二に襲いかかる。
操縦席をねらうが、誰も乗っていない。
襲いかかる車に逃げるだけ。
機関銃を落とす玲二。
教会に逃げ込む玲二。亡霊が入る。
玲二は、倒れながら、拳銃を上にうって、シャンデリラを落とす。
二人目の亡霊が入ってくる。
シャンデリアの下敷きになった仲間を見る。
他を見るとドライが死んでいる。
玲二は、柱の裏に隠れている。
亡霊は、進み、それに気がつき、銃を向ける。
玲二が戦闘モードにはいる。目が変わる。
なぜかキャルの懐中時計が開いて、オルゴールが鳴り出す。
亡霊は、それに反応する。ああ?
後ろに玲二が移動する。・・・瞬間的に?
銃を亡霊に向ける。銃声が。。。。

玲二「最後まで頼って、すまない。キャル。」
・・・キャルの幽霊に助けられた?

玲二は、礼拝堂を後にする。ふらついている。


旧校舎の屋上では
江連が、銃をひらって、サイスに向ける。
「いやはや。これはまた恐れ入ったよ。
 まさかお前がいまだにこれほどの戦闘力を誇ろうとは!」
「言ったはずです。わたしは、あなたを殺しにきたと」
「だが、それは無理な相談だ。」
「なぜです?」
「わたしが降参するからさ。」
「はっ。あっ」
サイス、銃を投げ捨てる。そして手を挙げる。
「ああっ。どうして?」
「ちまり、わたしは、もうお前の脅威ではなくなったということだ。
 どうだ。これでもわたしを殺せるかね。アイン」
江連は、表情がゆるむ。
「ううっ」
「これが、お前とツヴァイの差。自らの意志で戦えるツヴァイに
 対し、お前は命令された場合でしか人を殺めることが出来ない。
 もし、それに背けば、お前の心は壊れる。
 殺人の恐怖と罪悪感にさいなまれて。
 意志の力がないお前の精神は、常人以上に脆弱だ。」
拳銃のトリガーに手を付ける江連。ふつうに戻る江連。
「お前にわたしを撃つことはできない。できるわけがない。
 お前には、わたしが必要なのだから。」

そこへ傷ついた玲二が来た。

サイス「今夜は実に楽しませてもらったよ。アイン」
サイスは、江連のほうに歩み出す。

玲二「あっ。江連。」

江連は、目を背けて、拳銃を向けている。
「本当にあなたは愚かな人。
 誰の心でも見透かせると、本気で思っているのね。」
「もちろんだとも。」
「わたしは、あなたを殺します。あなたが、憎いから。」

玲二「あ。ああっ」

江連「そして、あの人を傷つけたあなたを」
江連は、顔を上げる。カチリと鳴る。
「わたしは、許せない。」
「わたしを殺してどうなる?お前は、逃げ続け、記憶も戻らない。
 終わりがないらせんをまわり続けるだけだ。」
「たとえ、そうだとしても、今のわたしには、あなたが殺せます。
 サイス・マスター」
「すばらしい。すばらしいぞ。アイン。」
「アインなんて呼ばないで!わたしは、江連。
 そう望まれ、そう生きる。」

玲二「江連」

サイス「うふふっ。うっ」
銃をサイスに向ける江連。
サイスはそれを見上げる。
雪が降っている。「ああっ。」空に手をひろげるサイス。
拳銃がカチリ。
サイスは、。。。
「ああっ。ミューズ神のいたずら。ああっ」
江連。拳銃を引く。
殺されるサイス。
・・・因果を止める。
日が昇って朝になる。
江連は、銃を撃った姿で止まっている。
「先に地獄に行っていて。
 わたしはもうすこしあの人と一緒に。」
そして倒れるエレン。
受け止める玲二、そして、抱きしめる。
江連は泣き出す。
玲二「いこう。江連。」


インフェルノ
マグワイヤ「そうか。サイス・マスターとファントムが。」
「いかがなされますか?」
「旧態依然といたシステムを破壊し、新たな秩序を作るのは、
 若さだ。はかなく散りゆく花。
 存在さえしない亡霊。
 たとえうたかたの夢だとしても。
 我々には為すべき事がある、」


旧校舎での事件
早苗「なによ。どうしっちゃたのよ。これ。」
「礼拝堂と旧校舎で事件らしいぜ。」
「やだあ。こわーい」
美緒は見ている。2人の足跡を。
「行ってらっしゃい。玲二さん」目を閉じる。



6カ月後
バスで移動する2人。江連は、玲二の寄って寝ている。
ヘルムード・フォン・ギュゼッペ。
ベルリン出身。大学で心理学、脳生理学の博士号を獲得。
尋問と洗脳のエキスパートとして活躍する。
その後、暗黒街に身を投じ、各地を放浪。
フリーランスの暗殺者斡旋人となる。
暗黒街での異名は、サイス・マスター。
江連の過去を知るためには、この男の経歴をたどる必要があった。
サイスと彼女が出会い。アインとしての人生が始まる。5年前に。
2人の出会いは香港。

「本当ですか?この男がこの施設で?」
「ええ、5年ほど前。ウランバートルからここに来た少女の里親に
 なりたいとおっしゃって。」
「少女の里親。」
「肌が真っ白な子で、生きていれば、あなたたちと同じころの
 年頃でしょうね。
 気のせいか。
 あのお嬢さんは、目鼻立ちがその子にそっくり。」

ウランバートル。遙かモンゴルまできたものの、そこで江連の
消息は消え。

「草原で、そらを見上げてご覧なさい。
 きっと、それで確かめられる。
 見上げてみればわかる。」

バスが止まる。江連が目を覚ます「あっ」
江連は、玲二を見る。
やさしい玲二の顔。「ついたよ。」
バスを降りる2人。
江連「ああっ」
はるか草原がつらなる。。。
江連は、それに手を差し歩き出す。

あなたがモンゴルの子なら、空を忘れるはずがない。
空も雲も、あなたの血や骨の中に入っている。
見上げてば分かる。

「うう」目を閉じる江連。
「もう、いいわ。ここまでで。」
「いいのか?」
「ここまででいい。この空に見覚えがある。
 何度も夢に見たことがある。
 それだけで。もう。」
「ああ」

夕方になる。
玲二は道沿いで、江連を見守る。
。。。間違いだらけで、どの約束も果たせなかった俺の人生
   絶対に守りたい約束。

江連
。。。ここから先は、必要ない。なにも見つからなくても。
   わたしには、あなたにもらった名前がある。

玲二
。。。君を笑わせる。

江連、花に手をよせる。
。。。あなたと過ごした記憶がある。


玲二
。。。本当の笑顔を取り戻す。いつかきっと

玲二のそばと荷馬車が通り抜ける。
サイレンサーで音が落とされた銃声

玲二のやさしい表情。

江連が花をさわっている
。。。それだで、それだけで十分にわたしは、生きていける。
   ただ、それだけで。


夕日の玲二
「あ。ああ」
ふらふらして、倒れる。
・・・玲二の最後!!


江連は立ち上がる。
振り向く。「あっ」

玲二の事に気がついていない。

江連は、草原の花の間に横たわっている。


銃根が落ちている。
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