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Phantom #22  激昂  の感想 [Phantom]

キャルと江連が出会う。
ドライ「初めまして。アイン。
 それとも、元ファントムと呼んだほうがいいかい。
 けど、それは過去の話。
 今は、あたしがファントムだ。」
江連は、振り向いて、キャルを見る。

ドライ「サイスの奴は、あたしをドライと呼ぶ。
 アイン、ツヴァイ、ドライ。説明はいらないだろう。」
アイン「初めましての挨拶なんて。
  ファントムも随分かわいくなったもんね。」
ドライ、笑う。「ただ、始末するだけならいつでもやれたさ。
 でも、それじゃあおもしろくないだろう。
 あんたらを探し出して、追い詰め、始末する。
 それだけを楽しみにこの2年生きてきた。
 くっそたれのインフェルノに飼われてね。
 だから、せいぜい楽しませてもらうよ。
 あんたらが怯えて、逃げ回る様を。」
アイン「それであんたは満足するの?」
ドライ「するね。」
ドライ、少し離れて。
「あはは、あたしを見たときの玲二の顔たら、
 なかったあ。まるで幽霊でも見たかのように青ざめてさあ。
 次はそうだなあ。
 玲二の目の前で、あんたをぶち殺してやろうか。
 あいつ、どんな顔をすると思う。」
アイン「無理ね。」
ドライ「ああ」
アイン「あなたは、先にわたしと出会ってしまった。
  あなたは、ここで殺される。わたしに。」
ドライ。アインを真剣に見る。
見つめ合う二人。
アインの目が変わる。スイッチが入る。
二人、中を向けあう。同時に間合いに入る。
ドライ「ええ、用意がいいじゃん。
   その身をていして、玲二を守るって。
   けなげだねえ。」
アイン「けなげなのは、あなたの方よ。」
「はあ?」
「玲二に捨てられたこと、ずっと忘れなかったんでしょう。
 玲二にもっと悔やんで欲しい。悲しんで欲しい。
 でも、彼はもうあの頃の玲二じゃない。
 過去を捨て、今を生きている。」
キャル、江連をきつく見つめる。
「だから?」
「あなたは、過去の亡霊に過ぎない。
 立ちふさがるなら。
 玲二は、あなたを撃つ。」
「知ったようなことを言うね。」
「あなたが、知らないだけよ。
 あの人の強さを。」

その二人の前に玲二が登場する。

ドライ「主役のご登場だ。」
キャル、玲二を見る。
玲二「江連。キャル。お前達がやり合う理由なんてない。」
ドライ「ふふふ。あんなこと、言っているよ。アイン。
   どうやら、あんたの見込み違いだったようだね。」

車がやってくる。
サイス「まだだ。まだ全ての役者がそろったわけでない。ふ。」
・・・劇を楽しむサイス。
「車を出せ。」
「は。」
サイス、その場を去る。


玲二、ドライに銃を向ける。
ドライ「撃ちなよ。玲二。」
玲二「やめてくれ。キャル。」
ドライ「一度あたしを捨てたじゃないか。一度も二度も同じ
   だろう。」
玲二「キャル!」
ドライ「撃てよ。ただし、この女も道連れだ。
  一緒に地獄に連れて行く。」

玲二、銃で狙いを、でも。
キャルともことを回想する。
・・・うん。子供だよね。

今は、江連と銃を向けあっている。大人のキャル。

撃つ寸前で、教会の扉が開く。
リズィが銃を向ける。
ドライ「う」
リズィ「やめねえか。どあほ。」
玲二「う。あ」
リズィ「ったく。心配したとおりだった。
  なに先走ってやがる。」
ドライ「あんたには、関係ない。」
リズィ「ここは、日本だぞ。ボケなす。
  昼間から銃ぶっ放して、ただで済むと思うな。」
ドライ「知ったこっちゃない。」
リズィ「そうかい。なら、撃ちな。ファントム。
  だが、そんときは、お前を含めてここにいる全員。
  あたしが撃ち殺す。」
ドライ、笑っている。
リズィ「さあ。まずはお前だ。ファントム。
  銃を降ろして、さっさと失せろ。
  二人は、あたしがねらっている。」
ドライ「ふん。ぱーん。」
リズィ「う」
ドライ「ったく、つまないオチ。」
ドライは、撃つのをやめて、立ち去る。
玲二はそれを見ている。銃を降ろす「キャル。」
リズィは、銃を向けている。その後ろをドライが立ち去る。
銃を降ろすリズィ。
「あれが、あんたの後釜だよ。ツヴァイ。
 で、あたしが、サポート役さあ。
 おかげで毎日生きた心地がしない。」
玲二「世話をかける。」
リズィ「まったくだ。」銃をしまう。
   「ともかく、学生ごっこはおしまいだ。はあ。
    あんた達の居場所は組織に知られちまったあ。
    さっさと別の場所に移るんだな。
    それに悪いがあたしにはこれ以上あの狂犬を
    止める自身がない。」
玲二「わかった。急ぐ。」
リズィ「う。」
玲二「リズィ。あんたには、そのう。
   今を生きろよ。ツヴァイ。
   クロウの分もな。」
リズィ、立ち去る。

残された二人。
玲二「撃つつもりだったのか?」
江連「あなたはどうなの?」
玲二「俺は。。。」
江連「わたしと彼女。どちらか一人だけを選択しなければ
   ならないとしたら。」
考える玲二
「そのときは。う」
江連は、目をそらす。
「もう、時間はない。逃走ルートの確保は、わたしが行う。
 その間。ドライ。彼女はインフェルノに押さえさせておくわ
 いよいよカードを切ると時よ。」
玲二「う」
・・・美緒を利用する。


玲二と連と、早苗、美緒の写真
美緒は、機嫌がいい。
「早くしなさいよ。」
「おいてっちゃうよ。」
美緒「ああ。ごめんね。」


夜、ゴドウ組
志賀
ロックの音
「入れ。」
「失礼します。兄貴お電話です。」
「だれだ。」
「それが、なんでも、
 クロウディアの腹心て奴からなんですが。」
「あ」
電話を取る志賀
「志賀です。」
「2年ぶりだなあ。志賀透。」
「誰だ。」
「名乗った通りのものだ。」
「ううん。
クロウディアを思い出す。
 クロウディア・マッケネンの腹心?
 いつも控えていた東洋人のがき。
 確か殺し屋の?のあ。
 ファントム。」
「そうだ。」
「組織に追われている身らしいなあ。
 今さらなんのようだ。」
「篠倉学園を知っているなあ。」
「なあ?篠倉。」
「そうだ。ゴドウ組会長ゴドウカイテンの娘、藤枝美緒が
 通っている。」
「おい。わかっているだろうなあ。
 てめえはふれてはならないことに、ふれているだぞ。」
「安心しろ。こちらに何事もなければ、
 美緒には手を出さない。何事もだければなあ。」

等の美緒は、携帯のメールで
早苗より
明後日の土曜日、映画に行かない?

「どういう意味だ。」
「今、インフェルノの刺客が俺を狙っている。
 それを止めろ。志賀透。
 おまえの持つ権限で、日本にいるインフェルノに首輪を
 かけろ。」

美緒にメール
差前より
玲二くんも誘っちゃうわョ!


「ふざけるな!」
「やるやらないは。そっちの自由だ。」

美緒、メールで
うん、行く
と返事を返す。

「お嬢さんには、関係ねえだろう。」
「せいぜい、手を尽くせ。」
電話が切られる。
「う」


電話を切った玲二。
そばには、江連がいる。公園のブランコにいる。
・・・なんかなあ。緊張感が。。。
江連「役者になったわね。あなたも。」
玲二「君には、及ばないさあ。」
江連「これでうまくいけば、時間が稼げるわ。」
玲二「志賀はきれる。大丈夫、きっと思惑どおりに
   動いてくれる。」
江連「うまくいかなかったら?」
玲二「そのときは、別の手を考えよう。
   美緒を危険な目にあわせる気は無い。」
江連、玲二を見る。
「ドライ。あの子が生きていて、うれしい?」
玲二「ああ。あの日死んだと思っていた。俺のせいで。
  関係ないキャルを巻き込み。死なせてしまったと。
  けど、生きていてくれた。」
江連「明日。夜明けと共に北に向かうわ。
  密輸をしている貨物船があるの。
  直談判に行ってくる。」
玲二「一人で」
江連「ええ。あなたは、美緒のそばにいて。」
玲二、江連を見ている。
江連「さあ。帰ろう。
  遅くなっちゃったあ。急いでご飯作るね。」声色が変わる。
・・・ああ、落差が大きいよお。


ドライ、ベランダに行く
リズィ「おい。ファントム。さっき、上から連絡があって」
ドライ「ふざけんな!」
リズィ「この様子じゃあ。もう聞いたか。」
サイスとリズイ
サイス「ゴドウ組ゴッドファザーゴドウカイテンの隠し子。
  ふん。ツヴァイ達はただの酔狂で学生に身をやすして
  いたわけではなかったとようだ。」
ドライ「日本のやくざなんて、知ったこっちゃないね。」
リズィ「頭を冷やせ。ファントム。
    ゴドウ組はれっきとしたインフェルノの身内だ。」
サイス「その通り。ゴドウの姫君の安全が確保できるまでは、
   動きようない。」
ドライ、いらつく。
サイス「ツヴァイにしてやられたな。
    今回はここまでだ。次の機会を待ちたまえ。」
ドライ「くっそたれ。」
・・・サイスの複線が貼られている。劇を楽しむサイス。
   次の幕は?


ゴドウ組
志賀透
部下「女子高生の警護?」
「そうだ。」
「なにものですか?」
「おめえらは知らなくていい。
 ただ、俺にとっても、組にとっても大切なお方だ。」
「俺たちがでていく必要があるんですね。」
「ああ、命はって守り通せ。いいなあ。」
「へい」
・・・玲二の思惑通り。


リズィとドライ。酒場。
・・・えー未成年でないキャルは?
リズィ「そんなに憎いか?あいつが。」
ドライ「当たり前だ。いままでなんのためにこのくっそたれの
 組織のいいなりになってきたと思ってんだ。」
リズィ、サイスに連れられたキャルのことを思い出す。
ドライ「あの男を狩り出して、やるためだ。
  ただそれだけのために。」
リズィ「あたしはねえ。ほっとしてるんだ。
  実のところ。」
「ああ」
「お前とツヴァイがやりあるなんて、見てられないよ。
 キャル」
「見損なわれたもんね。
 あたしが、負けるとでも。」
「そうじゃあねえ。確かに奴は二年前、大勢を騙して、
 こけにした。あたしだってはめられた口だ。」
「たいしたペテン野郎さあ。」
「けどなあ。お前だけに限って言えば。
 ツヴァイは、お前を思っていた。」
「奴はずっと。あたしを騙してた。なにも知らせずに。
 嘘に嘘を重ねて。奴は怖かったのさあ。
 あたしを騙せとおせなくなる。
 その瞬間が。」
「あいつが嘘をついていたのは、お前を守るためだったんだ。」
「守る?
 あの男が守りたかったのは、一つ。
 自分だけ。奴は結局あたしを捨てた。
 女と逃げた。」
「だからって、お前が殺し屋になる理由なんてなかった。
 お前だってなりたくてなったわけじゃあないだろう。」
「なりたかったのさ。」
「う」
「今やあたしは、泣く子も黙る黙るファントム様。
 街でのさばっていたギャングどもも。
 あたしの名を聞いただけで、びびって震え上がる。
 最高じゃあないか。
 そんなやつらを蹴散らして、なぶって、ぶち殺す。
 こんな楽しい暮らしがあるかい。
 奴は、あたしを恐れていた。
 気づいていたのさ。あたしが強くなりすぎることを。
 あたしを騙して利用したつけ。
 たっぷり払わしてやる。」
キャルでていく。それを見つめるリズィ。
「ふう。キャル。お前は、まるで、燃え尽きていく花火
 なんだよ。」
・・・サイスに思い切る。情報操作、事実だけど、
   表面だけ、玲二の本意と、サイスの悪事は隠されている。
   サイス(下したアイン)こそ、キャルの仇


学校にて
茂手木「今日、江連休みなんだって。」
玲二「ああ、なんだか夕べから熱ぽっくてなあ。
   ただの風邪だろうがなあ。」
「そういうことなら早く言えよ。
 俺が家いって、その風邪もらってやるのに。」
早苗が2人に手をかける。
早苗「いよう。あいからずねじのゆるんだ会話しているわね。
 ぼんくらども」
茂手木「うるせえよ。」
早苗「今日は、みんなで映画見に行くから。
  あんたらもくるがいいさあ。」
玲二「それで、誘っているつもりか?」
早苗「ふん。美緒もくるわよ。」
茂手木「ああ。わるいけど。俺パス。今日は用事があるんだ。」
教室の外で美緒が笑っている。
「ひょっとして、デート?」
「ああ、さっしがいいねえ。」


っで、結局
玲二「で、二人して。はめられた訳か。」
美緒「みたいですね。」
「早苗のやつ、なにがみんなで映画だ。
 やり方が回りくどいんだよ。」
「はい。江連の風邪、早く治ってほしいですよね。」
美緒は、玲二を見つめる。


そのころ、江連は北で、密輸船で交渉中。


玲二「う」
美緒を警護しているヤクザを確認する。
玲二、美緒の手を取る。
江連「あ」、うれしそう。
玲二「行こうよ、映画。
   家に帰っても寝ている江連を邪魔するだけさ。」
「はい」
玲二。。。都合がよかった、こうして藤枝美緒と行動して
いれば、それが志賀への圧力になる。


キャルのバイクに乗っている姿。
バイクで飛び出す。


玲二と美緒は公園にいる。
美緒は、鳩を追いかけている。
美緒「子供みたいにはしゃいじゃいました。
   はずかしい。」
玲二「映画、結構おもしろかったな。素直に早苗に感謝だ。」
美緒「玲二さんって。ちょっと不思議な人だと思うんだです。」
「え」
「なんていうか。物見方が普通の人とは違うんじゃない
 かなって。」
「どういうこと。」
「わたしにとっては、ほんの当たり前のなんでもない日常だけど
 玲二さんはそれをとても大切にしている気がする。
 だから、玲二さんを見ていると、
 今いるこの場所が好きになるんです。」
「う」
・・・するどい、女のカン
「つまらなかったり、飽き飽きすることでも、
 その全部に意味があって、
 ただ、みんなそことを忘れているじゃないかって」
玲二の目つきが変わる。

キャルがやってくる。・・・錯覚した恨み、サイスのチェスの駒

玲二「あ」
キャルが、玲二を上から見下ろしている、
ドライ「お邪魔だったかい。」
美緒、席を外す。

玲二とキャルが対峙する。

それを隠れて、見ている美緒。
「玲二さん。」

ドライ「ふ~ん。あの子が藤枝美か。
  アイン。あたし。ゴドウのお嬢様。
  近づく女はことごとく利用するんだなあ。
  あの子をどうにかする気なんて、あんたにはない気
  くせに。」
玲二「キャル」
「さあ、試合続行だ。どちらが、本当のファントムか。
 決着をつけようか。」
「ファントムは、お前だよ。
 今の俺はただの学生だ。」
「ふははは、笑わせるんじゃないよ。ツヴァイ。
 あんたが、そんなたまか?
 この首がほしいなら、差し出す。」
「あんたは、今日までなんために逃げて来た。
 死にたくない。ただ生きたい。そうじゃなかったのか?」
「お前の手に掛かるなら、そうおうの報いだ。
 殺されても仕方ないだけのことを、俺はしてきた。」
キャルは、玲二をいている。
玲二「ただ、条件がある。
   俺の命と引き替えに、江連。アインだけは見逃して
   ほしい。」
キャル、見上げる。
キャル「あの女の身がわりになろうっていうのか。」
玲二「彼女はもう、サイスや、インフェルノの害になることは
   ない。
   だから。」
キャル「死んでも、守りたい。
    あたしを捨てて、一人で逃げたあんたにも
    そんな風に思っている相手がいるわけだ。」
玲二「違う。キャル。あのとき、俺は。」
キャル、玲二を殴りつける。

美緒「はあ。」

玲二、殴られて倒れる。「うわああ」

キャル「あんたは、望み通りに殺してやる。
   ただし、もっと痛みつけて、苦しめて、それからだ。」
キャル、玲二の前を去る。

美緒「玲二さん。」玲二の元に走っていく。



キャルは、夜の街に出て行く。
彼女からんでくる男ども。
数を頼みに、近づく。
キャルは、懐中時計を出して。
男達、変に思う。
キャルは、オルゴールを鳴らす。
そして、男どもを殴り倒す。
オルゴールを聞くキャルの目がかなしいそう。


・・・玲二を巡る女性達の愛と憎しみの物語?
   サイスの脚本はどうなっている。
   あんまり変なことを考えていると。
   昔の事がばれるぞ、ぼけサイス。
   そのうちに全員から袋にされるサイスを見てみたい。
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