SSブログ

CANAAN 第7話  慕漂 [CANAAN]

・・・墓標にならかったね。なんだこの力は、イノベータか?

対テロ国際会議、発症まで12時間。
ダイダラ社は、蛇の隠れ蓑。

カナンが、その中を走り脱ける。
共感覚を遙かに超えた力で死地をくぐり抜ける。

リャン・チーが、行こうとするが、
アルファルドは、引き留め、
余興の方は盛り上げる必要なし!
「今回の計画にカナン抹殺は含まれていない。
 が、ま。好きなようにしろ。」
「好きなように?」
「判断力を欠いた駒が手元にあると、計算が狂う。」
バカにされたリャンは、彼女を撃とうとするが、
カミングスに撃つ。おもちゃの拳銃。それをスクリーンのカナンに。
・・・無視しているアルファルド。

世界中でテロでのUAウィルスをまいたことを話す。
感染を防ぐために、人質は殺す?
日本が抗ウィルス剤を入手する?
それを持っているのは、大沢けんじ。
大沢マリアの父親。

現場に、実が来て、中に入ろうとするが、止められる。
サンタナと夏目が見ている。

日本の製薬会社から、大沢マリアの父親が、守られて、
中国へ向かうつもりが、車が大破。

アメリカ、抗ウィルス剤がないと手の打ちようがない。
第二案の発動。中国への赤電話。

人質たちが要求を聞くが。
アルファルドは「ふん」
マリア「どうして、UAウィルスを。」
「本当に忘れたのか。」
「え」
マリアは、アルファルドに足蹴にされる。
「おまえのような欺瞞に満ちた娘がわたしにとっての
 カナンだというのか。」
「カナン」

「大統領寒くはないか。そちらの次官がそろそろ
 におってくる時間なのでね。
 冷房を強めにさせて、いただいたが。」
「やっと会話をする気になったか。君たちはなにものだ。」
「卑賤なテロリスト。
 残念ながら親交を深めるつもりはない。
 あと、数時間もすれば、あなた方は、UAウィルスが発症し、
 死に至る。だが、あなたたちの優秀部下たちは、気に入らない
 らしい。」
「うあ。」
「誇り高き大統領にふさわしい特別な死に方を用意したようだ。」
「ま、まさか!」
「そう、自慢のステルス爆撃機が、2時間前にグアムを
 飛び立った。
 二千ポンドの誘導爆弾をかかえてね。」

ステルス爆撃機。
・・・きれいなフォルム。

人質たち、自分たちの運命を悟って、がっくとくる。

「それでは、よい末期を。
 なに、取るに足らない人生だ。振り返るには十分な時間だろう。」
「待ちたまえ。待ってえ。」

マリア、アルファルドを見ている。
アルファルドは語る。
「昔、間の悪い傭兵がいた。」
「え」
「その男は、二度にわたって同じような仕事を引き受けた。
 銃を持てない小娘を一人目に鍛え上げる。
 あんてくだらない仕事さ。
 間が悪いのは、この後だ。
 その教え子は。どちらも同じ名前でようになった。」
「あ、あなたは、カナンのなに?」
「おかしなことを聞く。」
「ああ」
「あたしの名もカナンだ。
 今はその名を捨てたがな。」
マリア、彼女を見る。唖然。


我々はいかなる事があってもテロに屈することがあっては
ならない。それこそが、われらが誇りがたき合衆国大統領の意志。
ならば、我々のとるべき道は一つ。
彼らの名は、対テロというなの墓標に永遠に刻まれることだろう。
爆撃を許可する。副大統領の発言。


爆撃機に命令が伝えられる。
うなづく兵士達。


「どうなるだろうな。」
「え」
「あいつはお前を助けられれず。爆撃も阻止できず。
 トン底までころがり落ちてゆくのか。
 それとも、全てを克服し、再び、わたしの前に立ちふさがるのか?
 今のところは、後者のようだ。」
カミングス「アルファルド様。お時間です。」
「ああ」
司令室を撤収する。

マリア「待って。」
「最後まであがくことだ。二人でなあ。」
「二人で。」

入れ替わりにカナンがマリアを助けにやってくる。
マリア「ああ」涙を流して喜ぶ。

夏目「大沢けんじが、殺されたわ。
 打つ手なしのホワイトハウスは禁じ手を使うとつもりね。」
サンタナ「バカなありえない。戦争になるぞ。」
中国は黙認した。
夏目「あの部屋は、まだ使える?」


爆撃機に命令が下される。時間もこと?


サンタナの元にあった、NSAの装置を夏目が使う。
たいそうなパソコン?
「一世代まえのモデルだけど、何とかなりそうね。」


カナンは、マリアの縄をほどく。
妨害電波の装置を壊して「これで、外部と連絡が取れる。」
マリア
「待って、地下でUAウィルスに感染している人達がいるの。」
「UAに。」
「それに爆撃機がここに向かっているらしくて。
 ああ、よくわからないのだけど。」
カナンに電話が掛かってくる。
夏目「やっと繋がったわね」
「なにか名案でもあるのか。」
「状況を把握しているみたいですね。
 では、現在位置を教えて下さい。」
「なんか、モニターがいっぱいある。」
「メインコントロールルーム。好都合です。
 今から、そちらにネットワークを繋げますので、待機していて
 ください。」
「いったい、なにを始める気。」
「米軍のナムスター衛星群にハッキングをかけます。」
「え」


実、しつこく兵士にひっぱらている。
中国兵士、連絡を受けて、会議場から避難を始める。

「そういうことだ。まだ。会場には人が?」
「捨てられちゃって。しくしくかも。」
「なあ。」

「はやく。」
「ハイテンションするぞ。」
「合点」
・・・おいおいどこの国の人だあ。
「こっちのが、ハイテンションだぜ。」


アルファルドたちは撤収をする。「行くぞ。」
「アルファルド様。リャン・チー様は」
「時間がない。」
「ほうっておけと。」
「いや、切り捨てる。」
「はあ。」
アルファルド、真剣。
「実におもしろい。」


ステルス爆撃機から、ミサイルの準備がされる。。


カナン、端末の前
夏目「そちらにネットワークが繋がりました。
 ハッキング中の、ナブスター中の情報を送ります。」
カナン「ここから、なにを読み取ればいい。」
「先ほどから、あなたの携帯でも有効活用している機能を。」
「GPS」
「ご明察。ことらでできるだけ、障壁はつぶします。
 ですが、最終的に数を絞れるのは先。」
「さっきから、あなたの言葉は、さっぱりわからない。」
「単純に全波妨害でGPSを麻痺させても、
 INS誘導があるので、誤差は30メートル以内です。
 完全に目標を変更させる必要があります。」
「だからなにを。あー」


ヘリがやってくる。中国兵士がさわめく。
あ。日本で殺されたと思われた大沢氏が、対ウィルス剤と
ともに降りてきた。
・・・日本でのあれはブラフだった。


アメリカ
「ああ。副大統領閣下。けんじ大沢です。」
「死亡したはずでは。」

日本でのことを映像で見直す。
映像に細工をしている。
起こっているアメリカ人。


カナン「は。」
「カナン」
「来た。」カナンには見える爆撃機が。

爆撃機から、発射のボタンが押され・・・

人質は、祈っている。「ああ。神よ。」

投下のスィッチを押した。
投下される爆弾。


「爆撃は中止だ。」
軍に伝えるが後の祭り。首を振る幹部。
「うう、なんてことだ。」


爆弾が、会議所に向かっている。

カナン「落としたあ。
    やつら落としたぞ。」
夏目「着弾まで、40秒近くあるぞ。はずです。集中してください。


「く」
カナンの目がディスプレィに向かう。
文字が浮かんでくる。
これもマトリックスみたい。
マリア「カナン」
カナン、見ている。
カナンの目には、文字が飛んでいる。
それが、目標の地図になる。
カナンの目がすごい動きになる。
・・・こいつは、イノベータか?
カナン。。。間に合え。

爆弾が落ちてくる。

それを見ている。
夏目、サンタナ
マリア

爆弾が「IMPACT」する。
街に爆弾の光が。。。。

車の実と運転手に爆風が。
車から降りて実「大沢。」
会議場方面から、煙が上がる。
「おおさわあ。。。」
爆弾の煙


カナンたちのいたところは?
携帯が落ちているが。
マリアが気がつく。
マリア、カナンを起こしに行く。
「カナン。大丈夫しっかりして。」
「マリア。爆弾は。」
「えっと。それは。あたしたち、生きているってことは。」
「はあ。」
マリア。微笑む。「カナン。カナン。カナン。
   すごいよ。すごい。なにをしたの?」
「いや、わたしはきっかけを見つけただけ。
 かなり荒技だけど。」
カナン、携帯を見る。
「えっと、聞いてもわかんないけど。
 ともかくカナン。偉すぎ。」
マリアがカナンに抱きつく。


「外しただと。」
「着弾寸前で、GPS装置がなんらかの干渉を受け、
 直撃しなかったようです。
 50メートル手前に着弾しました。」
「外したことを喜ぶべきなのか。どうか。」
「そうだ。失敗は許されない。
 許されないからこそ、一発で決めるべきだった。
 爆撃機を撤退させろ。」


連絡を受けて、ステルス爆撃機は、撤退をする。


夏目「はあ。終了ね。」
サンタナ「体した女だなあ。あんた。
 だが、こんなボランティアのまねごとをして。
 なんのメリットがある。」
「過去と向き合うため。」
「え」
「逆に聞かせて。過去から逃げて、逃げ続けて、
 その先に本当の許しが持っていると思うの?」
サンタナ、痛いところをつかれる。

ハッコーは、ガラスをひらうが、


リャン・チー
「好きにしろ、そんなものは無理です。お姉さま。
 もはや、好きでは収まらない。
 愛は。愛は。止まらない。」
・・・歪んだ愛情。

マリアと共に外に出るカナン。
マリアは夕日を見て、飛び跳ねる。
「お日様、火星酸素。生きている!」
・・・アクエリオンか?
カナン「あ。あ。」
夕日が変に見えるのか?
カナン、目を押さえてひざまつく。
「カナン。あ」
「あ。色が。色が見えない。」
「えー」
「あ。いやこれが、本当の色。」
・・・なんか力を使い果たした?


こえ。
失いものを声。
つぶされたこえで、叫べ。
こえ・
壊れたところでないや。
ここにはないや。
ないや。ごめんなさい。
こえ。こえ。
「乞」
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0