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神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS #12 希望:vivace の感想 [神曲奏界ポリフォニカ]

フォロンの想いで、コーティカルテが復活を果たし、
ボルゾンたちの世界の創造はたたれる。

フォロンの過去が明かされる。
コーティによって、変わっていった自分。閉ざしたこころの解放。
コーティを失いたくない一心が、コーティを救う。
まだ、ありがとうをいってないから。

コーティは、みんなのこころの支援で、世界の種子を閉ざして
勝利する。

フォロンは、崩れる建物から、一緒に帰ろうとボルゾンに
手を差し伸べるが、彼は、フォロンを刺し殺そうとしたが、
コーティカルテによって防がれる。
「ばか。どこまでお人好しなんだ」

ボルゾン一党は、残って命を絶つことを選択する。
「気づかぬうちに見えるべきものが、見えなくなっていたようです。
 偏った視野で、思い込みの答えを信じていた。」
名言ですね。今の世の中も同じ。

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コーティは、分解がすすでいて、体がすけてきている。
「あ。あ。あ。」
神曲のスコアが出て行く。

それを見たフォロン「コーティ」と叫ぶ。

目の前のコーティカルテは、消えかかっている。
フォロン「コーティ」

フォロンに音が耳に聞こえる。雑音?

創世楽器を奏で出す。

フォロン「は」

ボルゾン「遅かったようだね。すでにスコアの抽出は完了した。
     さあ始めようすべての終わりを
     そして、すべての始まりを」

フォロン「う。ああ。」

ボルゾン、創世楽器を弾き出す。

世界の種子が現れ、目を開く
・・・これも精霊って?

フォロン、コーティの元に走る。
「コーティ」と叫ぶが返事はない。
さわりに行くが通り抜けてしまう。「あ」
触れなくなっている。
「コーティ」
笑っているイアリティッケ
「コーティカルテは物質化がとけちゃたんだよ。
 おにいちゃん。」
「物質化が」
「スコアを吸われちゃってもうだしがらなの。おばあちゃんは。」
「コーティ」

「タタラ・フォロン君。」
「う」
「やっと会えたね。まもなく世界の再創造が始まる。
 この黒い球体は新たな世界の中心。むからすべてを生み出す種。
 世界の種子だ。この球体と4機の創世楽器は、ゼロ座標として
 固定された。ここを基点にあらたな世界が生まれるのだ。」
「サンテラ・ボルゾン」
「君には、感謝しているよ。タタラ君。
 君のおかげで世界を消し去り、そして生み出すという壮大な
 調べのスコアが手に入ったのだからね。」
「ううう」
「聞くがいい、わたしの指揮がもと奏でられる始原神曲を。」
4つの漱創世楽器が輝き出す。
コーティがうなっている。
「おお」
フォロン、自分の楽器で神曲を奏で出す。
イアリティッケ「今さら無駄だよ。世界がなくなちゃうんだもん。」
「君はそれでいいのか。」
「おお」
「僕はいやだ。」
「未練だね。それは人間の感覚。精霊にそんなものはないの。
 いるならいる。いないならいなーい。それだけ。
 きっと、その子もそうだよ。」
「え」
コーティ「違う」
「ああ」
「わたしは違う。」
「コーティ。う。」フォロン、コーティのための神曲を弾き出す。
イアリティッケ「聞こえやしないのにバッカみたい。」


海を越えた学院では、生徒たちが応援の歌を歌っている。
・・・フォロン先輩。コーティカルテさん。聞こえます。
・・・・わたし達も一緒です。そばにいます。
 だからがんばって。

シダラ・レイトスが傍観している。

街の一部が少しづつ消えていく。
ダングイス「な。なんだ。」

プリネ「始まったんだ。消滅が。」

世界の種子が、世界を飲み込んでいく。

ペルセ「何やってるのみんな」
プリネ「ペルセ」
「やめちゃだめ。歌って。諦めないで歌って。先輩たちのために
 わたし達のこの世界のために。」
「ああ」
ダングイス「そうだこの世界が無くなってたまるか!」
「うん」
「さあ、みんなあ」
歌を再開する。

シダラ・レイトス「終わっていない。まだ、この世界はおわってなんか
 いないじゃないか。フォロン」


石油採掘プラント
プラント自体が消滅を始めている。
創世楽器が、奏でられている。
学生たちの声が聞こえているようだ
フォロン「だめか?届かないのか。」
イアリティッケ「へ」
「う。ああ」
コーティカルテが消えかかっている。
「コーティ
 消える。いやだ。失いたくない。まだ言ってないんだ。
 ありがとうって。
 君にもらったものを、僕はなにも返せてないんだ。
 コーティカルテ。は。」
フォロンのコーティへの想い。
フォロンは、ひたすら弾き続ける。
消えかかっていたコーティが輝き出す。
イアリティッケ「な。え、うそ。」
コーティカルテ、輝きだし
コーティ「あ」振り返る。
コーティの目が開かれる。
「コーティ」
さらに輝きをなして、コーティカルテの戒めが壊れる。
うれしい顔になるフォロン。
輝きに包まれてる。

コーティカルテとフォロンだけの世界
二人は、近づき。
コーティはキスをねだる。
それに答えるフォロン。
・・・・ペルセには見せられない。
契約の口づけ?
コーティ、力を得て、本来の姿に戻る。

8枚の羽を持つ精霊として。

フォロンとコーティカルテが見つめ合う。

元の世界では、始祖精霊であるコーティカルテが復活する。
真打ち登場

イアリティッケ「8枚羽」

レンバルト、ユフィ、ボルクスが、そこにやってくる。
ミゼルドリッド
「おお」

イアリティッケ「紅の女王。ち。」
コーティカルテにいぞみかかる。
「うふふふ。」
「怪我をしたくなかったら、どけ。」
「殲滅姫。わたしがあんたを消しさってやる。いひひ。死ね。」
イアリティッケの攻撃がそもまま跳ね返される。
身動きしないコーティカルテ。
「おまえなど、わたしの相手ではない。下がれ。」
「く。ひ。ばばあ。ゴミ箱行きだ。出がらしめえ。はあ」
コーティの一発で壁に押しつけられるイアリティッケ。
落ち行くチョウチョ。

ミゼルドリッド「ああ」
レンバルト「すげえ」
ユフィ「紅の女王」

ボルゾン「無駄な。例えおまえでも世界の種子を止めることは出来ない。
  この世界は消滅する。そして生まれるのだ。
  あたしのメ世界が。」

コーティカルテ、フォロンに目を送る。「う」
うなづくフォロン。神曲を奏でる。
ボルゾン「愚か者めが。」

コーティカルテ、世界の種子に戦いをいぞむ。

レンバルト、ユフィも援護も神曲を送る。
「ユフィ先輩。レンバルト。」
二人、うなずく。

世界の種子の攻撃に、コーティはバリアではじく。

ボルゾン「世界の種子の攻撃を。ばかな」

コーティ「ふ」

コーティ、世界の種子の攻撃を創世楽器に向かわせる。
「まさか」
「障壁が」
「破られた。」
ボルゾン、驚愕する。
創世楽器が沈黙する。

ボルゾン「なにが。いったい、なにが起こったというのだ。」
コーティカルテ「まだ。わからぬか。」
「え」
「世界の種子は、おまえの始原神曲によって目覚めた。
 種子もまた精霊。だから演奏を指揮したおまえの契約精霊となった。」
「そうだ。わたしの神曲だ。このわたしの神曲に支援された世界の種子
 がおまえなぞの力で対抗できるはずがない。」
「違う。だからこそ、わたしは世界の種子に対抗しうるのだ。」
「なにー」
「わたしには、聞こえた。
 フォロンの。
 ユフィンリィの。
 レンバルト、
 そして海を越えて届いた心の旋律が。
 それらすべてがわたしにおおいなる力を与えてくれたのだ。」
「え」
「おまえは、おのが欲望に流され、ダンティストとして、
 もっとも大切なものを忘れたのだ。
 教えてやれ。フォロン。
 なにを思って、おまえが演奏し、そしてなぜわたしが蘇生したのか。」
「う」
「ボルゾン。おまえはクチバカオルとは違う。
 カオルは確かに、私利私欲に汚れた今の世界に憂い、
 世界の再構築を考えていた。
 しかし、それは己がためではない。
 今の世界が消え去り、新たな世界が無事始まりを迎えたとき、
 カオルは、自ら命を断とうとしていたのだ。」

一同「あ」

「己が犯した罪の償いとして。
 カオルは神になろうとしたではない。」
テロリストたち、考える。

ボルゾン「うへ。勝手な思い込みだ。たわごとだ。人間の。
 選ばれた人間の胸の内がおまえなどの精霊などにわかるものか。」
コーティ、悲しい顔をしている。
コーティ「あなたは、寂しい人だ。」
「なに」
「あなたほどの才能があれば、もっと形で変えられたかも
 しれないのに。」
「知った風なことをいうな。」
「僕も、ひとりぼっちだった。
 ひとりぼっちだと思っていた。
 コーティに出会うまで。
 コーティに出会って、僕は変わった。
 そして気づいたんだ。
 僕は自分で自分を閉ざしていただけだったんだって。」
ユフィ「フォロン」
レンバルト「ボルゾン。あんたは、天才だ。
   だから、ほかの人間が愚かに見えると思う。
   たしか愚かな人間はいるよ。」
ボルゾン、怒っているが、メガネをかけ直し、すこしおちつく。
   でも、全部じゃないんだ。
   必死にもがいてがんばっている人間もたくさんいるんだ。」
ユフィ「あなたは、誰も信じず。誰も愛さなかった。
    でも、そんなあなたを祈りにも似た想いで信じ、
    愛を捧げた人もいたのよ。」
ボルゾン、怒っている。「う」
ユフィ「ライカは、最後まであなたのために戦った。
    心から愛するあなたのために。」
    しあわせそうなライカの死に様。
ボルゾン「ううむ。」
フォロン「ボルゾン」
世界の種子がうなっている

一同「な」

ボルゾン「うふ。うっははは。くだらん。実にくだらん。
 愛だと。心だと。そんなものは必要ない。
 わたしは、神になる人間なのだ。
 神に脆弱な感情などいらない。
 必要なのは、強い意志と力だ。
 イツキ、ウコン、サモン、演奏だ。
 すぐに創世楽器を修復し、
 今一度世界の種子を支援するのだ。」

世界の種子、反応する。

ボルゾン「邪魔者を排除しろ。」
世界の種子が攻撃を始める。

フォロン「コーティ」

コーティカルテ、攻撃を受けてもものともしない。

ボルゾン「なに」
コーティ「フォロン」
フォロン、神曲を奏で出す。


コーティカルテは、世界の種子の内部はいり攻撃を加える。
世界の種子は暴走し。

各自がバリアで防ぐ。

イアリティッケは、這っているが、バリアを張る。

ボルゾンの配下は、バリアを張るが、

ボルゾンは飛ばされてしまう。・・・誰もフォローしていない。

世界の種子が内部から崩壊する。
「世界の種子が」
「止まる」
目を閉ざしてしまう。

世界の種子から、コーティカルテが出てくる。
フォロン「あ」

ボルゾン「ねえ。あ。」

コーティ、フォロンの元に帰る。
二人は、ボルゾンを見る。
苦しんでいるボルゾン。
フォロンは、心配そうな顔している。

レンバルト「うわあ。建物が!」
ミゼルドリッド「クロ団子の影響だ。」
ユフィ「ここは、崩れるわ。逃げましょ。」
コーティ「ああ」
フォロンは、
コーティ「う」
レンバルト「あ、フォロン。」
フォロンは、ボルゾンに手を差し伸べる。
ユフィとレンバルト「あ」
「おお」
「え」
「お」
フォロン「逃げよう。」
ボルゾン「ええ」
「さあ。」
「うう」
ボルゾン、フォロンに剣を差し向ける。
しかし、コーティカルテがそれを制止させて、砕く。
ボルゾン「ぬああ。」
ボルゾン、うなだれる。

レンバルト「崩れだした。」
ユフィ「急がないと。」
コーティ「いこう。」
フォロン「うん」
仲間たちが待っている。
ユフィ、レンバルト、ボルクス、ミゼルドリッド
ユフィ「あなたたちも。」
「いいえ」
「はやくいきやんせ。」
「我々には、我々の道がある。」

ユフィ「でも」
レンバルト「行きましょう。」
全員で逃げ出す。
コーティカルテ「ばか。どこまでお人好しなんだ。」
フォロン、目とつむり考える。

「気づかぬうちに見えるべきものが、見えなくなっていたようです。
 偏った視野で、思い込みの答えを信じていた。」
・・・今の世界、日本の政府と経済への警告★★
「夢はまほろば。はかなきなきは、逢瀬のごとし。」
「しかし、テロそのものは意味があったとわたしは思いますよ。」
「わちきは、たのしゅうござんした。」
ボルゾン「え」
イアリティッケ、降りてくる。
「大丈夫、サゲラント」
「ああ」
「どうしたの。」
「手の震えが、止まらないんだ。」
「なんだ、そんなことかあ。
 これでいい。」
イアリティッケ、彼を抱きしめる。
「ありがとう。イアリティッケ」

二人が見ている。

ボルゾン、なにかを悟ったような顔。
「くだらん」

石油採掘プラントは沈んでいく。

フォロンたちは、空から見ている。
フォロン「ああ」

-------------------
レンバルト「あれからもう一年以上も経つのか。
      はやいもんだな。」
プリネ「なんだか夢をみていたようですね。」
レンバルト「夢か」
プリネ「ああ、ごめんさない。」
レンバルト「もう痛みはないから。」
ペルセ「やっぱり無理いく。」
プリネ「ペルセ」

フォロンにコーティがべったり。
そこにペルセが右腕に手をとおす。
「先輩、うふ」
「あ、こら、なにやてるユギリ姉。」
「ユギリ姉でなくて、ペルセルテです。記憶力ないんですか。
 コーティさん。」
「覚えるに値しないだけだ。」
「ああ、ひどーい。先輩聞きました。
 ペルセ、ショックですう。」
「あははは。」
「あははは、じゃあない。おまえが甘やかすから
 こいつは成長しないんだ。」
「おちびのコーティさんに言われたくないです。」
「そこになおれ。ユギリ姉。」

レンバルト「平和だね」
プリネ「ほんとですね。」

学園長「卒業おめでとうございます。
   皆さんは、4年間の学園生活で、多くのことを経験しました。
   中でも意味深い経験は、こころのつながりです。
   人と精霊、神曲によって出会った、彼らとの日々は、
   精霊という存在をあなた方に再認識させたと思います。
   ダンティストにとって重要なのは、精霊との信頼関係です。
   こころのつながりを大切にして、
   これからもがんばってください。」
拍手。
「続いて、卒業生総代タタラ・フォロン」
「は、はい」「落ち着け、昨日練習した通りにやればいいんだ。」
「う、うん。いってくる。」「う、ああ」
レンバルト「ついていってやる方がいいじゃないか。ちびっこ。」
「あいつはもう子供じゃない。っていうか、ちびっこっていうな。」
ユフィ「大丈夫かなあ」   
ミゼルドリッド「だめだろうなあ。」
ペルセ「先輩。
    先輩、がんばれー」大声を上げる。
プリネ「あ、ちょっと」
フォロン、振り向く
ペルセ「あ」
「危ない」
ミゼルドリッド「お見事」
・・・やっぱり、こけました。
「先輩」
ダングイス、大笑い「なんて無様なんだ。総代なんて聞いてあきれる。」
プリネに靴を投げつけられるダングイス。「あたあ」
コーティ、出て行こうとするが、レンバルトに制止される。
「もう子供じゃないんだろう。」
「ああ」

何とか壇上にあがるフォロン
「失礼しました。」

学園長「うふふふ」

ミゼルドリッド「ほお。立ち直ったかあ。

フォロン、コーティの方を見て微笑む。コーティも笑顔で答える。
・・・コーティ。ありがとう。
   君のおかげで僕は変わることができた。
   ぼくは、まだまだ未熟だから、君やみんなに迷惑をかけると
   思う。でも、がんばるよ。一人前のダンディストになるために。
   感謝している君に。みんなに。
   そして、コーティ、僕は今この世界に生まれたことを誇りに思う
   神曲を奏でる。


ユフィに怒られるフォロン、レンバルトが横で聞いている。
後ろではコーティがしらんふり。腕飾りを直している。
ユフィの怒りが、レンバルトに飛び火する。
おもしろくて笑い出すコーティ。
それをユフィは?
フォロンとレンバルトが、コーティに抗議し出す。
ユフィに早く行けと言われている。


学園では、あいかわらずダングイスがえらそうにしている。
ペルセとプリネに靴を同時になげられるダングイス。
抗議するダングイス。
プリネ、知らんふり
ペルセ、べーをする。

学園長は相変わらず、エレインドゥースと一緒に居る。
なにかいってる。

ボルクス、ミゼルドリッド寝てばかり。
役目なし。
落ちて目を覚ますミゼルドリッド
学園長が笑っている。
・・・古狸は健在。


石油採掘プラント後の海中では、創世楽器が沈んでいる。


孤児院にて
フォロンは、以前の自分の部屋に来ている。
後ろに少年が見ている。「う。ああ」
フォロン「今は君の部屋なんだね。
     勝手に入ってごめん。」
フォロン、少年の頭をなでる。「うふ。あはあ。」

フォロン、孤児院の屋根に登っている。コーティと出会ったように。
なにかをうれしそう。
コーティ「ここにいたのか」
「う。コーティ」
「いくぞ、また、ユフィンリィにどやされたいなら別だが。」
「うん。行こう。」手を差し出すフォロン。
コーティは、フォロンに差しだれた手を取る。
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