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シャングリ・ラ 第11話 胡蝶夢幻 の感想 [シャングリ・ラ]

歌を忘れたカナリヤという歌。
最初から檻に入れられたもの、自分から、檻に入ったもの。
プロトタイプの試作品、コードネームカナリヤ。

人造人間が3人、美邦、国子、草壁。
それぞれ管理施設で生まれたもの。
その前に1人外に出ることなく施設ないで死んだ。ゼロ。
檻に入っていることでは香凛と同じだった。

胡蝶の夢を言っているだろうが、違うよな。
蝶になって、外の世界を見て、自分を見るということではないだから。
ある意味、自分のいた場所を確認を香凛はする。

別に香凛は、幽霊に檻から
出るように促され、大切なことを思い出す。
ママに抱かれて記憶と子守歌。そのときの歌が、
歌を忘れたカナリヤ。


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メジューサが見ている。
香凛がはな歌っている。
「うん。これなんだっけ。思い出せないなあ。」

「歌を忘れたカナリアは、
 後ろの山に
 棄てましょうか。
 いえいえ、それはなりません。」

家宝の小刀の前いる少年。・・・草薙?
白装束で、刀を手に取る。
手に取ると共鳴する刀。

目の前にかごがあり、
カナリアが入っている。

草薙「大地よ、昼よ夜を従え、世界を」

これは、夢の中。

草薙、部下に起こされている。
「少尉殿」
海に浮かぶボートで、草薙、目が覚める。
「気がつかれましたか。」
「ここは。は、そうか。俺たちは。」
乗っていた空母が無くなっている。


香凛「ま、順調な仕上がりね。」
「当面、市場は安定しそうだね。」
「これで、クラリスの愚痴を聞かずに済みそうだわ。」
「そうだ、香凛。ちょっと聞きたかったんだけどさあ。」
「ほお。」
「君はなんためにこんな仕事しているの?」
「ああ、いりいろ。」香凛、困り気味。
「いろいろって。例えば。」
「いいじゃないそんなこと!」切れた
「あ、ごめん。
「たとえば、パパとママに。」
「なあ。」
「あ、なによ。」
「ああ、僕。両親と食事する約束があったんだ。
 もういかなくちゃ。じゃ、サイチャン。」
「え。ああ。ああ」悲しい顔をする香凛。
「寂しくなんかないもん。」
警告音
「あ」
。。。「第二エレベータ稼働中です。」
「ええ」
香凛、上がってくる人を見ようとする。
猫が乗っていた。にゃあーん。
「なに?」


海に残された草薙達。
「昼と夜を従え、世界を  なんだ。」
部下から、水を提供される。「あ、ありがとう。」
草薙に感謝いてるみんな。
「あのとき、あの光に包まれたときです。」
「おお。」
空母に、マイクロウエーブが向かってきていた。
空母に直撃する。
緊急で脱出を始める乗組員。草薙、残っているものを探しに
下層にいく。下層の部下を助けにいく。
「少尉殿が助け出してくれなかったら、われわれはいまごろ。
 船酔いをからかったりしてすいませんでした。」
「いや、結果的におれも助けられた訳だしな。」
「しかし、あれは一体なんだったんでしょうね。」
「衛星からの攻撃ってかんじでしたが。」
「は」草薙考え込む。


リョウコ「使えないわね。
     沈没した原因はわかったの?」
「アポロンが再び、正体不明のアクセスを受け、作動した形跡があります

。」
「ヤマトタケルは、領海外隠密行動中でした。
 処理を誤れば、領海侵犯で外交問題に発展するかもしれません。」
リョウコ「ほうっておきなさい。
     何かあったら、外務大臣に後始末をさせればいいのよ。」
「大丈夫でしょうか?」
「ああ」
「処理を謝ったら。謝った外部大臣を処理すればいい。」
「はい」「あ」
「メジューサは」
「未明に発生した超大型台風は、依然として動く気配を見せず。
 近づくのはかなり困難かと思われます。」
リョウコ「相変わらず。からに引きこもりぱなしなわけね。
     なんとか、ひっぱり出せないものかしら。」
少年の方を見る・
「ああ」
隠微な舌の動き。
それを見て、顔がほてる少年。
「はああ」


香凛、席を開けて、猫の前にいる。
「あなたどこから入ってきたの?」
猫はにゃーと泣くだけ。
「えへ、君以外とハンサム君だね。人間じゃなきゃ大丈夫なんだよね。」
猫なにか、ビックリする
。。。。一件のボイスメールが届きました。
「パパからだ。」

「香凛、元気にしているかい。
 パパもママも元気にしています。
 仕事の都合とはいけ、おまえをずっとひとりにしてしまい。
 ほんとうに済まないと思っている。
 でも、近いうちに日本へ戻れそうです。」
「へ」
「そのときは、一緒に食事に行こう。
 連絡を待っています。世界で一番香凛を愛しているパパより。」
ボイスメール狩猟
「パパ。ママ。ごめん。いけないよ。だって」

「出たいけれれど、出られない」
「あ」
「出たくないけど。出たい。」
「あ、誰」
モニターに男の子が映る。
「あ」
「それでいいの。本当は行きたいんでしょう。」
「どうやってはいったの?警備システムはなんで作動しなかったのよ。」
「出ておいでよ。」
「うわあ。」


美邦「出たいのじゃ。
   わらわを外にだして、たもれ。」
ミーコ「もう、先日もそれで大変なことになられたのですよ。
    もっと御身を大切になさいませ。」
「皆と同じように日の当た世界に出てみたいと思うは、
 そんなにいけないことなのか?」
「ああ、そんなこと。いけないわけないじゃありませんか。
 ううう。」
「ミーコ」

鳥がなくのを聞く。
美邦「鳥は自由でいいのう。」


「自由になりなよ。君がその気になれば、簡単なことだよ。」
香凛「どうして、あたしのことが見えているの?
   一体誰?なにが目的なの?」
丁寧に礼を尽くす彼。
「歌を忘れれた姫君を、この鳥かごよりお助けに参りました。」
「ああ。あたしは、誰にも助けて欲しくないし。
 助けられたいとも思ってない。
「わたしを助けて」
「わたしは、わたしの意志でここにいるの。」
「本当はここから出てみたい。」
「わたしは、この生活に満足しているの。だから。」
「本当は、パパやママと食事がしたい。それは。」
「うわあ。無理よ。」
「無理じゃない。」
「うるさい。うるさい。うるさい。ほっといてよ。」
「ほうっておけないよ。だって君は僕だから」
「なに?いってんの?」
手を差し出す少年
「さあ。」
「いや、いや、いや。出てって。出て行ってよ。」耳をふさぐ香凛。
モニターが、ざーっとなて。映らなくなる。
「え」
香凛、もういちどその場所を移すが誰もいない。
「なんなの。今のは一体。なによー」
猫が乗ってくる。
香凛の前に猫が陣取る。
「はあ。」
目の前に一葉がある。


香凛が管理部に聞く。
「わからないって、どういうことよ。確かに侵入者がいたのよ。
 いったいあんたのとこのセキュリティチェックはどうなっているの?」
「と、言われましても。
 警備システムに異常は見られないんですよ。
 カメラにも。それらしき人物も写っていませんし。」
「そんなはず無いわ。」
「夢でもご覧になったのでは。」
「え。夢じゃないもん。」
猫が居座っている。
香凛、葉っぱをひらい上げる。猫に
「ねえ。君はどう思う?これは夢。それとも?」
猫が見ている。
「怖かった。けど、本当はあいつのいうとおり。本当のことだったから
 怖かったのね。
 今はもう一度話してみたい気がする。ねえ、おかしいかな」
猫に語りかける香凛。

猫は歩み出す。
香凛「あ。どこいくの」

歌を歌っている声がする。「あ」
「歌を忘れたカナリアは、
 後ろの山に棄てましょうか。

「この歌は」
例の男の子がいる
「あ、待って」
「あ」
「逃げないで。」
「ああ」


草薙たち、海で漂っている。
「このまま救援も得られずひからびて、おしまいかあ。」
後悔をする兵士達。
草薙「弱音を吐くな。希望を棄てるようなことをいうな。
   貴様らは必ず国に返してやる。」
「許してやってください。」
「こいつらも不安なんですよ。」
「すまん。つい、声を荒げてしまった。」
「少尉殿にいないんですか。国で待っているいい人ですよ。」
「いや、おれには、そんな相手。」


国子、武彦に染められている。
「え」
「おまえだよ。総裁になったんだから。もっと自覚ってもんをだな。」
「持っているつもりなんだけどなあ。」
「で。どうするつもりなんだ。」
「どうするって。」
「どうやって、アトラスの中に侵攻するかってことだよ。」
「ううん。それは。」
「それは。」
「ノープラン。ノーアイデア」
「ぐわあ」
「どうやってかあ。」首をかしげる?


香凛
「どうやって入ってきたの?
 出入り口は完全にロックしているのに。」
「怖がらないで、お願いだよ。」
「怖いわよ。怖い。あなたが怖い。誰も彼もみんなが怖いの。
 外が怖い。人と会うのが怖い。話すのが怖い。
 どうしていいのかわからない自分が、怖い。」
「わかるよ。」
「う」
「わからないよ。」
「どうして他人のなかに入れるの?
 どうして、わたしは、他人の中に入れないの?」
「入れるよ。君なら。」
「だめ、だめなの。他人と直接どお話ていいのか。
 わたし、わかんないよ。」
「君は僕とこうして話しているよ。」
「は」
「ちゃんと話している。」
「あれ」
「ね」
「ああ」顔を赤くする香凛
「笑うな。」
「ごめん。」
「さっき、あんたが歌っていたう歌。」
「あの歌の最後でね。」
 カナリアは、忘れていた歌を思い出すんだよ。」
「ああ」
香凛、母に抱かれていたことを思い出しかける。
「あれ、どこかで。」
「僕も人と会うのが怖かった。君と同じだったんだよ。
 違うのは僕の周りには、檻があったけど、
 君は自分で檻を作っている。」
「うん」
「もういかなくちゃ。」
「あ、待って。もうすこし話。う」
彼はいなくなっている。

携帯が鳴っている。
少年は猫を抱いている。
「今日西の空が黄昏に染まる頃、表の公園に来て、」
「え」
「無くした物がきっと見つかるよ」
外に出て行ってしまう。
一人残される香凛


「ヤマトタケル沈没の剣は、どうやら、諸外国には、知られずに
 済みそうです。」
リョウコ「あら、残念。外務大臣の首を飛ばせると思ったのに。」
「リョウコ様。月宮殿のディグマ関係者がうるさっく行ってきていました
 が、対処はあれでよかったでしょうか。」
「しつこいのよね。まったく。昔から」
「はあ。」
「かまわないってこと。」
「たはくんの心配もわかります。ディグマのあつかいは、慎重に行う
 べきかもしれません。」
「そうね。」
「リョウコ様。その件について、お願いがあるのですが。」
「あ」
「なに」
「ディグマに関する資料の閲覧許可をいただけないでしょうか。」
「なぜ。」
「彼を知り己を知れば、百線あやうからずと、いいます。」
「うん。いいわ。許可します。」


香凛、作業をしながら、時間を気にする。
・・・かわいいところがある。まだ、子供。
あめの包装が散乱する。
時間が気になる香凛。


いつもの時計台の近くで考え事。
国子「わたしも決断しなくちゃね。」
「よし、決めた。」・・・なにを
「とくかくばっといって、だーだ。」


ぬいぐるみを椅子に置いていく。
「ゴメンね。今日はあなたを連れて行けないの。」

葉っぱを見ている香凛。
外に出る。
そとは、黄昏時。「うん」決心して外に出る香凛。


草薙たち、漂流して、脱水状態。
救援の飛行機は来る。
草壁「助かるのか」


香凛、公園のジャングルジムに登る。
香凛、歌を歌う。
「歌を忘れたカナリアは、
 後ろの山に
 棄てましょうか。
 いえいえ、それはなりませんね。」

ママに抱かれていたときの子とを思い出す。
「あ」

「歌を忘れたカナリアは、
 柳の鞭でぶちましょうか。
 いえいえかわいそう。」

「あ、あたしあのなかにずっといたんだ。」

「やっと出られたね。」
「あ」
「うん、出られたよ。そして思い出せた。
 ありがとう。
 ママが歌ってくれた子守歌だったんだ。」

「よかったね。香凛。さよなら、たったひとりめ。」


美邦「いいこえじゃ。あの鳥たちの名はなんともうすのじゃ。」
ミーコ「あれは、カナリヤでございます。」
「カナリヤか。こころよき名じゃのう。」
「この鳥たちは、美邦様だけのために
 ああしていつも歌っているですよ。」
「わらわのためだけに。」
「はい、実はあの鳥たちも、このお庭の外には出られないのです。」
「それは本当か?本当なのか?」
「ううん」
「そうなのか。」かわいそう。


「熱心だね。」
「う」
「なにか見つかったかい。」
「いえ、結局肝心な部分はロックされていて、入れません。」
「わかっていたことじゃないか。」
「うん。あ」
「くどさん。これは。」
「ディグマゼロか。」
「ゼロ」
「登録抹消されたプロトタイプだよ。
 コードネームカナリヤ。
 欠陥品だったのさ。
結局管理施設を出ることなく、5年前に死亡したはずだよ。」
「そうですか。」
猫を抱いて、笑っている顔。
「一度くらい外の世界を見てみたかったろうに。」


香凛、歌を歌う。
「歌を忘れたカナリアは、
 象牙の船に銀の櫂。
 月夜の海に、浮かれれば、
 忘れた歌を思い出す。」

黒猫が見ている。
それも、消えてしまう。

香凛の顔が晴れ晴れとしている。


外に出る草壁
それと共に鳥たちが外に出て行く。
後には、壊された鳥かごが転がっている。
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